横浜ベイスターズ総合練習場

京浜急行「安針塚駅」徒歩10分,JR横須賀線「田浦駅]徒歩10分
交通・・・C
安針塚駅前を右側に出てひたすらまっすぐ歩く。または,田浦駅から国道16号を走水方面に歩いて,左側に見えた踏み切りを渡る。ともに徒歩で10分ほどだが,列車の本数はあまり多くない。安針塚は普通列車しか停まらないが,快特が「三崎口・浦賀行き」の時は浦賀行き車両に乗ればダイレクトで行ける。
親近度・・・A
選手と同じ入り口で,サインも簡単にもらえる。スタンドの作り等,ヤクルト戸田球場を髣髴とさせる。三塁側湘南のブルペンも間近。
周辺環境・・・B
海上自衛隊の戦艦がバックネット裏から見える。周辺は閑静な場所。
収容能力・・・C
400人ほど。基本的に教育リーグのみの開催だが,結構早めに行かないと席は埋まってしまう。
料金・・・A
無料。タダでネット裏観戦ができるとは贅沢である。
席種・・・C
ネット裏と,グラウンドレベルの一塁側と三塁側にベンチが設けてある。多客期には一塁側の芝生席を開放するらしい。
総評・・・B
公式戦の開催はないが,選手との一体感を感じられる。明日のスターを目指す選手たちを是非一度見に行ってほしい。
湘南−西武(平成15年3月8日横浜ベイスターズ総合練習場)
TEAM |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
R |
西武 |
3 |
0 |
0 |
0 |
3 |
0 |
0 |
0 |
1 |
7 |
湘南 |
1 |
1 |
0 |
4 |
2 |
0 |
0 |
3 |
X |
11 |
(勝)―(敗)―(本)古屋,南
西武 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
(8)→D |
柴田 |
左安打 |
左安打 |
|
|
三振 |
投ゴロ |
|
|
|
PH |
小牧 |
|
|
|
|
|
|
|
三振 |
|
(4)→8 |
佐藤 |
三安打 |
二直併 |
|
|
一飛 |
|
三振 |
|
ニゴロ |
(6) |
中島 |
右安打 |
|
右安打 |
|
中安打 |
|
遊ゴロ |
|
中安打 |
(5) |
後藤武 |
右中2 |
|
二直併 |
|
右安打 |
|
左2 |
|
死球 |
(D)→4 |
古屋 |
遊ゴロ |
|
右安打 |
|
左本 |
|
三振 |
|
投安打 |
(9) |
栗山 |
中飛 |
|
中飛 |
|
左飛 |
|
|
左安打 |
右安打 |
(3) |
中村 |
遊ゴロ |
|
|
投ゴロ |
|
中飛 |
|
三振 |
三振 |
(2) |
上本 |
|
四球 |
|
投ゴロ |
|
|
|
|
|
2 |
野田 |
|
|
|
|
|
ニゴロ |
|
中安打 |
遊ゴロ |
(7) |
玉野 |
|
右飛 |
|
三振 |
|
|
|
|
|
PH |
犬伏 |
|
|
|
|
|
左安打 |
|
|
|
7 |
玉野 |
|
|
|
|
|
|
|
ニ飛 |
|
(P) |
竹内 |
|
|
|
|
|
|
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|
|
P |
細見 |
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|
|
|
|
|
|
|
|
P |
トモキ |
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|
|
|
|
|
|
|
|
P |
福井 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
湘南 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
(6) |
北川 |
右安打 |
左飛 |
|
左3 |
一ゴロ |
|
三ゴロ |
|
|
(4) |
木村 |
右安打 |
|
ニゴロ |
左安打 |
ニゴロ |
|
|
中飛 |
|
(D) |
中根 |
四球 |
|
三飛 |
捕邪飛 |
|
|
|
|
|
PH→D |
西崎 |
|
|
|
|
|
四球 |
|
左2 |
|
(3) |
小田嶋 |
左安打 |
|
ニ飛 |
|
中安打 |
遊併殺 |
|
一邪飛 |
|
(8) |
河野 |
投併殺 |
|
|
四球 |
二安打 |
四球 |
|
死球 |
|
(9) |
南 |
三振 |
|
|
三振 |
右安打 |
右安打 |
|
左中本 |
|
(5) |
吉村 |
|
三安打 |
|
三振 |
左中2 |
|
遊ゴロ |
一直 |
|
(2) |
中村 |
|
右中2 |
|
右安打 |
|
|
|
|
|
2 |
渡辺 |
|
|
|
|
死球 |
|
遊ゴロ |
|
|
(7) |
田中充 |
|
投ゴロ |
|
中安打 |
三振 |
|
左安打 |
|
|
(P) |
斎藤 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
P |
川村 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
P |
森中 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
P |
山田 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
P |
東 |
|
|
|
|
|
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|
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[当日]
2003年最初の観戦は,横浜ベイスターズ総合練習場でのイースタン教育リーグとなった。横浜から京急で30分弱。かつては必ず乗り換えが必要だったが,金沢文庫で切り離された浦賀行き車両は,ここから普通列車となるので,最寄りの安針塚まで,乗り換えずに到着できた。
階段を下りて右に曲がり,ひたすらまっすぐ歩くと,湘南と西武の球団旗がみえてきた。横須賀スタジアムが湘南のホームグラウンドとなった今,イースタンの公式戦も行なわれないが,選手とのふれあいを感じられるすばらしい球場である。特に一塁側のビジターチームが身近に感じられるようだ。
試合終了後は,西武の選手にサインをもらうファンが多数見られた。ロッテ浦和球場やヤクルト戸田球場を思い起こさせる。帰りはJR田浦駅に向かうが,駅から球場までは両方ともさほど変わらないが,横浜の中心から安針塚,田浦まではかなりの差がある。一直線に来る京急と,戸塚・鎌倉を迂回してくるJR。更には料金面でも京急に分がある。
[戦評]
両軍とも打線の順調な仕上がりが目に付く一方,特に湘南(横浜)投手陣に不安が残る結果となった。
バッテリーは西武が竹内−上本と若い選手なのに対し,湘南は斎藤−中村と一軍さながら。しかし,スタメンは湘南が新人4人に対し,西武は4人が個人応援テーマを持つ選手。いずれにせよ,アピールして一刻も早く一軍に合流したいところ。
1回,斎藤は柴田に8球粘られてレフト前に運ばれ,佐藤の送りバントはサード吉村のダッシュが遅れ内野安打に。さらに中島にライトに運ばれていきなり無死満塁の大ピンチ。ここで期待のルーキー後藤武敏が右中間にタイムリー二塁打。一方湘南はその裏,北川,木村が連続してライト前に運び,中根の四球を挟んで,小田嶋が三遊間を突破して追撃。2回にも中村がタイムリー。4回には中村から4連打で4点を奪い,一気に逆転。不慣れな左翼手の玉野が,北川のレフト線の打球を深追いしすぎて後逸し,三塁打にしてしまうなど,本職ではないとはいえ,マイナス材料となってしまった。
西武は5回に,中島,後藤武の連打から古屋のホームランが飛び出し,同点に追いつくも,その裏細見から吉村が2点タイムリーを放ち,再び勝ち越すと8回には南のスリーランでダメ押し。
打線は活発だったが,投手陣は不安が残った。斎藤は2回は抑えたものの,いい当たりを連発されて,開幕に向けて不安を残した。復活を期す2番手川村も勝ち投手となったが,一発病は治っていない。3番手も森中と一軍クラスが続くが,犬伏にテキサスヒットを打たれたものの1回を抑えた。4番手山田は2回で3安打を打たれながら,要所は締めた。5番手は東。課題のコントロールはやや解消されたようにも見えるが,簡単にストライクを取りにいって打たれる場面もあった。
西武の先発竹内は,多彩な変化球が魅力だが,やはり配球をもう少し考えた方がよさそうだ。特に左打者の内角にカーブが決まリ出すと,おもしろい存在になり得る。2番手細見は,コールされると球場全体が拍手に包まれた。古巣相手に気負ってしまったのか,代わり端を4連打されて2点を失ったが,試合終了後はファンと談笑するシーンも見られた。3番手,4番手は左腕のトモキ,福井。左腕不足の投手事情では,一人でも出てきてほしいところだが,一軍レベルに達するにはもう少しかかりそう。
教育リーグということで,指名代走が使われたり,交代した選手が再び出場したり,指名打者の打順が代わったり。まだ3月上旬だから許されるのだろうが,草野球でも認められないルールはいかがなものだろうか。
若手主体だが,この中から一人でも一軍で活躍する選手が出てほしい。湘南では北川,西武では後藤武に注目だ。

位置 |
席種 |
料金 |
座席@ |
観客席(ベンチ) |
無料 |
座席A |
観客席(独立いす) |
無料 |
座席B |
観客席(長いす) |
無料 |
※座席Bは長いす背もたれなしだが,一人一人のスペースは分かれている。