Web:
Click here to visit our sponsor

ガイア・ギアの主人公 アフランシ・シャアの名前に関する問答です。

 


アフランシ・シャア 投稿者:かつらマン追跡  投稿日:03月12日(金)19時55分30秒

ところで質問ですが、「ガイア・ギア」の一巻で、トルースがアフランシに
彼の名前の意味を説明するシーンがありますよね?
「ア・フランシ・シャア→自由にされた白人のシャア」ってヤツ。
でもその後、「しかし、シャアは気に入らんな、ありゃオリエンタルだからな?」
とか「他民族を感じさせる姓」とか言ってるじゃないですか。あれってどういう意
味なんですかね?
シャア(キャスバル)の事なのか、シャアっていう名前の事なのか(クワトロな
んてモロにラテン系ですもんね)
でも、アレの元になったシャルル・アズナブールってフランスの白人シャンソ
ン歌手ですよね。
ラル家の人間が、サイド3にいたシャア・アズナブルっていう人間を暗殺して、
戸籍を奪ったって説もあるんですけどね。


オリエンタル・シャア 投稿者:虎ノイ  投稿日:03月12日(金)21時11分17秒

シャア(Char)はともかく

シャー(Shah)はインド人留学生の名前でよく聞きます。


(無題)投稿者:桑衝去場@管理人投稿日:03月12日(金)23時15分28秒

私「ガイア・ギア」って良く知らないんです(^^;)
アフランシ・シャアは「シャア」の方が姓なんですね?
「シャー」って古代ペルシャ語かなんかで王の称号だったと思いますが。


1979年1月イラン革命 投稿者:虎ノイ  投稿日:03月13日(土)11時25分57秒  

この時,暴動から逃れてアメリカに亡命したパーレビ国王が
パーレビ・シャーと呼ばれていたね。(1980年死亡)
本放映当時のガンダムファンには(シャア=シャー=ペルシャ語の王)が
違和感なくインプットされているかも?
遅筆で有名な田中芳樹先生の「アルスラーン戦記」でも
「天に太陽が在るがごとく,地上に王(シャーオ)は唯一人」とか,使われていたりする。


メカイラストはアンノ監督 投稿者:かつらマン追跡  投稿日:03月13日(土)21時53分38秒

なるほど。って事は、自由にされた白人のシャア(王の称号とシャア・アズナ
ブルのクローンと言う意味とのダブルミーニング)って感じでしょうか。
虎ノイさん、桑衝去場さんどうもっス。

このアフランシ青年、第二巻では戸惑いつつも、シャアを名乗ってみたり、
初陣のコクピットでクソを漏らしてみたりしてますが、最後の方ではシャアと
してではなく、アフランシとしてのアイデンティティを確立し、顔つきまで別
人になってくる(挿し絵のイラストレーターが代わっただけかもしれないけど)
んです。


シャア(シャー)について 投稿者:与謝野折檻  投稿日:03月14日(日)01時00分35秒 

ここでは始めまして。与謝野というものです(^^;)

>「ア・フランシ・シャア→自由にされた白人のシャア」ってヤツ。
>でもその後、「しかし、シャアは気に入らんな、ありゃオリエンタルだからな?」
まず「シャア」ですが、正式には「Char」というスペルが採用されていますよね。
おそらく「シャア=アズナブル」さんは「フランス系」という設定なんだと思うんです。
それは「シャアがフランス系だ」という意味ではなくて、南欧のマス家にいた関係で
「シャア=アズナブル」という人物を知っていた(ので偽名として使用していた)、とか、
戸籍を奪われた?アズナブルさんがフランス系だった、とかいうレベルの話です。
フランス語の「Char」は「戦士」とか「戦車」という意味ですので、
キャスバルには実にふさわしい名前だと言えます。

次に、ガイア=ギアのアフランシ=シャアですが、彼のスペルも「Char」なんでしょうか?
もし「Char」ではなくて「Shah」だったら辻褄が合うんですけどね。ちなみに、イランの「王」
ですが某アルスラーン戦記のもとネタ「王の書(シャー・ナーメ)」という様に「シャー(Shah)」系
が一般的ですが、他に「カーン(Khan)」系がありますよね? カージャール朝イランの創始者
アーガ・ムハンマド・カーンなどもカーン系です。意味的に違うんでしょうか?
 「カーン」はトルコ系に見られますが、漢字で「汗」と書くようにアジア一帯にも広く流布しています
(最近は「ハーン」と読ませますが)。
「シャー」もイランだけではなく、地理的、文化的に近いインドにもシャー・ジャハーンなどの例がありますから、
ますますわからなくなります(^^;)

ちなみに「アフランシ=シャア」のうち、「フランシ」の部分は「フランス」の語源ともなった「フランク族」
から来たんじゃないでしょうか? 十字軍時代にはイスラム側から見て異教徒にあたるキリスト教徒は、
ゲルマン系だろうがラテン系、アングロサクソン系だろうが、みんな「フランク」で一括りでしたから、
ムスリムにとっては「白人=フランク」なんだと思います。


「ジークジオン」=「栄えるジオン」だとか。 投稿者:かつらマン追跡  投稿日:03月14日(日)11時29分00秒

 >シャーについて
「ア・フランシとは、自由にされたフランク人。フランクとは、まぁ、白人の総称
だ」とあります。
どっちかと言うと、アフランシは「Char」より「Shar」の方ではないかと。
トルースが彼の名前を聞いて説明する例のシーンで、ネオジオンっていう単
語は出てきても、直接彼のシャア(Shar)をシャア(Char)・アズナブルの名
前とは結び付けてませんね。
あくまで「自由にされた白人の王」って言うだけで。
アフランシがかつてのシャアのクローンだって事を知らされるのは、ズィー・
ジオンと接触してからですね。


あまりの結果に、「無かった事」になってる実写版「北斗の拳」とTMNの全米デビュー
 投稿者:かつらマン追跡  投稿日:03月15日(月)16時24分37秒

>自由なる者
「フランクとは、まぁ、白人の総称だ。それに、アが付いた。これは自由なる者
という意味の接頭語だ。それがひとつになって、アフランシ・・・・。この名前を
付けた人が、白人の再生を考えなかったとは言わせないぞ?」ってあるので
ここでの「自由」は「ア」なんじゃないでしょうか。


ペルシャ語 投稿者:桑衝去場@管理人  投稿日:03月15日(月)23時12分22秒

ペルシャ語って本来はアラビア語やヘブライ語のようなセム語族でなく、印欧語族に属する言語
らしいんですよ、さらに古代ペルシャ語と中世、現代ペルシャ語は語学的みると英語とフランス語
ほど違うそうで、まあヨーロッパや中東の言語ってのは、度重なる民族移動やアレクサンダー、
フビライ・ハーン、ローマ帝国、サラセン帝国と支配者が変わる度に影響を受けて変化してますからね。

>それに、アが付いた。これは自由なる者という意味の接頭語だ。
何語なんでしょう? 
ラテン語で自由は「libertas」で「リベラル」とかの語源になってる言葉ですが...
例えば、「live」が「alive」や「fire」が「afire」といった具合に、動詞や名詞が形容詞や
動名詞になるという様なニュアンスじゃないでしょうか?
「マフティー・ナービュ・エリン」といい変な造語が好きなんですね、あの方は。


宇宙世紀の言語へ戻る