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「架空戦史ガンダム『アイランド・イフィッシュを殲滅せよ!』」
ジオン公国突撃機動軍海兵隊,通称シーマ艦隊はサイド2のコロニー「アイランド・イフィッシュ」
を臨む宙域に居た。後方にはコロニーの住民300万人を運ぶための大型船舶240隻が続く。

コッセル「しかし,うまい手を思いついたもんですね。コロニーを徴発しろだなんて命令を受けて
 どうしたものかと思案しましたが,こんな作戦を思いつくとは,さすがシーマ様。」
シーマ「誰だって,自分の家を明け渡せって言われたら反抗するものさ。ところが,コロニー内
 で疫病が発生したってガセネタを流せば,我先に逃げ出すのさ。」
コッセル「モビルスーツ隊の発進準備が整ったようです。いよいよですぜ,シーマ様。」
シーマ「ギレン閣下の宣戦布告のきっかり3秒後に宇宙港の連邦艦隊を潰す。それから,コロニー
 にガスを流すんだよ。30分も経てば,ガスの効果が現れてパニックが始まるから,脱出用の
 宇宙船が港に用意してあるという事をコロニー内に放送する。一番近くのコロニーまでだけど
 20回も往復させなきゃならないんだからね。大変な大仕事だよ。いっそ300万人皆殺しの方
 が,楽かもしれないね。」
コッセル「シーマ様,それはあんまりでは?」
シーマ「冗談だよ。さぁ,時間だ。派手にドンパチ 楽しもうじゃないか!」

コッセル「連邦艦隊を殲滅しました。港でまだ,一部の敵が抵抗を続けていますが?」
シーマ「ゴミがさかしいねぇ,そんなに死にたいのかねぇ?かまわずに,ガスの設置をお始め!」
コッセル「ところで,シーマ様。あの『人畜無害のウイルスを仕込んだ無気力化ガス』ってのは,
 何処から手に入れてきたんですか?」
シーマ「それがね,連邦軍の特務機関のジャミトフ・ハイマンとかいう大佐のルートからなのさ。
 フォン・ブラウン市の化学工場で,コロニーを短時間に制圧するために適当なガスが無いか
 調べていたら,話に乗ってくれてね,どうやら奴は連邦軍人ながら,地球連邦の腐りきった
 上層部をかなり毛嫌いしてるみたいだったから,計画をうちあけたのさ。」
コッセル「なるほど,連邦軍にも話せる奴がいたんですね。」

ところが,
シーマ「なんだって,もう一度お言い!」
ザク部隊「本当です,シーマ様。ガスは猛毒のダブルジーガスです。現在,コロニー大気の循環
 を切り替えて,ガス成分の排除を急いでいますが,間に合わない可能性が………」
コッセル「どういう事です?ガスのサンプルを試した時の効能は確かに………」
シーマ「………一杯喰わされたんだよ。おのれ,ジャミトフ・ハイマン………とにかく,ガスの排除
 を急ぐんだ。一人でも多くの住民を救うんだよ!!」
ザク部隊「もちろんです。海兵隊とシーマ様の,いやジオン公国の名誉のためにも」

しかし,悲しむべきことに,彼らの活動が成功しなかったのは歴史が証明している。
シーマ「今週の蠍座の運勢は 最悪だったかねえ…」

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