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REWLOOLA(レウルーラ)について

はじめに、この文章内での表記方法について、

「レウルーラ」とは、映画「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」に登場した、ネオジオン艦隊の旗艦の艦名でありますが、

『ジオン語はヘブライ語から派生した言語である』というのがこのページの主旨でありますから、この「レウルーラ」という単語をヘブライ語として考えたとき、 まず「REW」は「(レウー)動詞「見る」の二人称複数の命令形で、「汝ら見よ!」となります。

「ルーラ」の方は、結構悩みました(^^;).......この「loola」を、そのままヘブライ文字に置き換えると「」となるのですが意味は「鶏小屋」になってしまいます、そんなモノを見せてもしょうがないので、一考を案じてみましょう(笑)、ヘブライ語の人名を英語などに翻訳した場合「」など、ラテン系の言語に対応する文字が無い喉音文字は消えてしまうケースがあります。例えば、旧約聖書、創世記の人物「イサク」ですが、ヘブライ語では「」(イツク)と発音するのですが、英語の場合も「Issac」(アイザック)です「預言者エゼキエル」「」(イェズキエル)も「Ezechiel」になり、喉音「」は消えて無くなってしまっています。

と言う訳で、喉音文字が潜んでいる可能性が有ると考え「」の頭に「」を補ってみましょう、すると「」(ルーラ)となり、 これは「」(ラル=宇宙)の語尾に「〜へ」という方向を示す意味の「」をつけたもので、「宇宙の方へ」になりますから、二つを合わせた接合語である「レウー・ルーラ」は「汝ら宇宙へ目を向けよ!」といった意味になると考えられます。

かなり強引なこじつけの様な気もしますが、異なる言語間で翻訳を行った場合、固有名詞の発音は原形を留めないほど変化してしまうケースも少なく有りません、英語やフランス語なら兎も角、前例や慣例の無いマイナーな言語を翻訳する場合、固有名詞の読み方は翻訳者のセンスに掛かっていというのが現状ですので、多少無理のありそうな解釈でも意味的に相応しいと思われるものを探していくのが妥当とするのが、私のスタイルですので悪しからず(笑)

というわけで、「レウルーラ」いう艦名は、劇中で「重力に魂を惹かれた地球の人々を粛正する」とシャアが宣言していた通り、スペースノイド達の生活を省みることをしない、地球連邦に対し、「目にもの見せてくれる(隕石落とし)」というシャアのメッセージが込められた名称であると推察する事が出来ます。

大変、手前味噌ではありますが、この「見よ!宇宙を」というフレーズが気に入ったので、このHPのタイトルとさせて頂いた次第であります。


ASALUM(アサルム)について。

キシリア・ザビの腹心の部下であるマ・クベ大佐の乗艦である、グワジン級五番艦の名称ですが、他の同型艦の名称はおおむね「グワ」で韻を踏んでおり、「グレート・デギン」「ガンドワ」も頭文字は「G」で共通点が見られるにもかかわらず、何故この艦のみ「ASALUM」などという、妙にセム語チックな名称が付いているのであろうか?

まあ、この辺の理由は別に考えるとして、今回は語義的な部分を考えてみましょう。 

この「ASALUM」というスペル、私が知る限りで一番近いのは、アラビア語の「ASSALAM」であろう、例のモビルアーマーの基礎となった機体、「アッザム」もアラビア語っぽい名前なので、マ・クベ大佐はあちらの方の人なのだろうか?      この辺の単語は、セム語族間では大体共通でヘブライ語では 「シャローム」となり、意味は「平安」「平和」であります、アラビア語の「アッサーラム、アレイム」や、ヘブライ語の「シャローム、アレイヘム」と、どちらも「あなた達の上に平安が有りますように」という意味で、(「御機嫌よう」くらいのニュアンスの慣用句として日常の挨拶に使われている)戦艦の名称に「平和」とは少々皮肉な気もするが、このという単語のもと、は(シャレム)、と言う文字で「満ちる」とか「完全・完璧」といったニュアンスがあるので、「大きな和合」(国家の平定)を意味する、「大和」と近い意味合であり、そんなに奇妙な話でもないかもしれませんね。

 余談ではありますが、彼のソロモン大王(ヘブライ語では「シュロモー」平和の人の意)の名前も同じ語源から来ており、マ・クベ大佐でなく、ドズル中将の艦で有れば、宇宙要塞ソロモンとの関連も出てきて面白かったのですが。


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