第119話「豪剣の極意!鋼鉄を斬る力と物の呼吸」

〜ゾッキュン、初めての経験〜


アニメが始まって最初に思った事は
「あ。今、アラバスタにいるんだっけ。」
そんな事は記憶の彼方でした。

アラバスタという国の運命や
反乱の実態などは、もうどうでもいい。

今はただ、目の前の壁を乗り越えるのみ。

それが、獅子歌歌祭。

これから始まる奇跡的な戦いを
フジテレビが独占生中継でお送りします。
ああ、良かった。
こんな人通りのない静かな場所で
ひっそり行われていた戦いを
お茶の間にいながらにして
見られて良かった。テレビってすごいです。


初っぱなから、この後ろ姿にノックダウンです。
先が思いやられます。
細い足をたっぷりと堪能してから
舐め上げるように全身を捕らえます。
その焦らしながらのカメラワークは
プロの手口です。
油断してたら全てを持っていかれます。

ここで、気を引き締めることを決意して
夢のバトルが始まります。

今回のバトル前半の最大の見所は
「セリフ」にあります。
言葉遊びをしながら、相手を挑発していきます。

ゾロのこの言葉。
ぼんやり聞いていると、はっきりと
「口説き文句」です。
お前のいない俺の歴史と
俺のいないお前の歴史が今、交わって
そして、未来が開ける、と言ってます。
プロポーズかと思ってヒヤヒヤしました。
お酒でも飲んでいたなら、
間違いなくその気になると思うのですが
それは私がインテックス帰りだからですか?

とにかく、戦闘になると途端に
こんなに滑らかに言葉を紡ぐゾロが
普段、無口なだけにダイナマイトで
何から手をつけ良いやらわかりません。(深刻)

非常にわかりづらいですが、ウィンク中です。
それ相当の心力の持ち主でないと、これがウィンクだと
気づかないような演出になっております。
仕方がありません。
まー君(6歳)と一緒にワンピースを見ているママへの
配慮です。
健全ぶってテレビを見ながら、内心ゾロの胸板に
首ったけ(死語)なママへの配慮です。
食事中です。
突然、ゾロがウィンクでもしようものなら
おみそ汁を吹き出して、台所はみそ惨事です。

実際に聞いた話によると
ミホーク戦の時に、ゾロが海に落ちる瞬間
食卓の全員のハシが止まったそうです。
まー君は「なぁ、おかーさん。ゾロ、死んだん?ゾロ、死んだん?」と食事どころでは無くなったそうです。ママも原作とか知らないから
「死んだんやろか。死んだんやろか。」とおろおろしたそうです。

ええと、何の話をしてますか。私、今。

ロロノア様は三刀流でいらっしゃいますから
片手で2本の刀を鞘に納めることは
日常的にやってらしたと思うのですが
こんな風にマジマジと見たのは初めてだったので
とても新鮮でした。
軽々と、まるでおたまとフライ返しを扱うように
見事に回転させておられますが
万が一、ご存知ない方のために申し上げておきますと
ロロノア様が持っておられるのは2本とも真剣です。
くれぐれも真似をしないようにして下さい。

そして、調理器具を扱うような手つきを見て
メリー号のコックさんを思い出しました。
片手で2個の卵を割るコックさんの指裁きを見て
ロロノア様は刀に応用できないか、と
じっと見つめたりしておられたかもしれません。
もろい卵をしっかりと握る柔軟性のある指使いに
興味を持ったロロノア様は指のフォームを間近で見ようと
コックさんの腕をぐいっと掴んだかもしれません。
するとコックさんは驚いて卵を落としてしまうかもしれません。
するとロロノア様は「あ〜あ。何やってんだよ。」と
無責任にこぼすかもしれません。
そしたらコックさんが「それはこっちのセリフだっ!」と
きつい口調でロロノア様をにらみつけるかもしれません。
その時、コックさんの頬が少し赤らんでいるかもしれません。

・・・私がインテックス帰りだからですか?

どうですか。萌えませんか。

萌えいでかっ!!
(訳:萌えない訳があるかっ!)

「…ちょっと、ショックだな…」
切なさや寂しさを封じ込めて、強がってみせるような
青春のビタースイートです。
踊り場で足を止めて、時計の針を気にしてるシンデレラです。
私は今、錯乱しています。
相変わらずの無表情で、ショックを受けていることが
わかりづらいのですが、湿った声に、ゾッキュンの
柔らかな心の内を知ることが出来て、第3次吐血。

ところで、この時のゾロは
相手の体にアザを残せなかった事にショックを
感じてる、と言ってますが
別にゾロが相手の体にアザを残すことに
悦びを覚えるアザフェチとかではありませんので
くれぐれも、妙な妄想で受け止めないで下さい。
>ゾロサンっ子達

ここで、衝撃の告白。

荒い息がまだ肩と胸を揺らす中、
この戦いが自分の歴史の転機になる事を告白します。
ここに、メモリアル宣言です。

こんな風に、自分の戦って来た道を
語ってみせるのは、剣や戦いに対する
ゾロの誠実です。
記念すべき戦いに
ゾロは自分の全てをぶつけようと、
そんな宣言にも受け取れます。

ゾロの真摯な姿勢に感動するのも
もちろんですが、胸からウェストにかけての
くびれとも言えるセクスィーラインに
感動するのももちろんです。

セクスィーラインに感動するのは
人として当たり前の感情ですが
私は、ふとある事に気づきました。

ゾロは「三刀流」の技を出した後は
必ず刀を全部しまいます。
刀をくわえたままでは、何かと不都合だとは
思いますが、刀をしまう事に
礼儀正しさや奥ゆかしさや収納上手な
雰囲気を感じて、少し萌えました。

敵もさるもの、タコ入道。
意外とロマンチックなミスター・ワンは
ゾロのポエムを引用して
そのまま挑発返しです。
「俺とお前は初めて会ったんだからな…」

この時、ゾロはとても眩しい笑顔を見せます。
どのくらい眩しいかというと
4000真夏の太陽くらいです。
「真夏の太陽」というのは、今私が考えた単位です。

ミスター・ワンの粋な返事に
ゾロはますます闘志を燃やします。
気持ちの強い高ぶりに、怒りなどの気持ちよりも
楽しさが込み上げているようです。
本当に好きなんです。戦う事や剣を使うことが。
本当に強くなりたいんです。

本当にゾロバカなんです。(私が)

ここではゾロの独白と心音をたっぷりと
ご堪能頂けます。
血の滴がしたたり落ちる音のBGM付きです。

ゾロは普段無口で自分の本音などを語る事は少ないです。
そんなゾロの吐息まじりの独白は
戦いで窮地に追い込まれた時にしか披露されません。

今、ゾロは自分の弱さと向き合っています。

常に強気なゾロがガレキの中で「素」になってるのかと
思うと、目頭が熱くなります。
姿が見えないからこそ、心が裸になれるのでしょうか。

ガレキの中のゾロが「裸」になってるのかと思うと
私の心臓が熱くなります。
もう、煮えたぎったます。右心室とか。左心房とか。
ちょっと、理科のお勉強でした。
夏休みの宿題は早めにね!


自分の弱さに問いかけた時。

自分の心に問いかけた時。

頭に浮かぶのは、心の拠り所・・・。

迷いを無くし、導いてくれた、心のふるさと。


この絵は予告編を見て先週描いたものなので
ゾロが刀を持ってるようにしてしまいました。(笑)
刀の位置はどうであれ
子供のゾロにとって
和道一文字が持てあます程の大きな存在であることが伺えます。
原作でははっきりとはされてませんでしたが
アニメではこのシーンはくいなの没後と
断定されました。
季節は春だと断定されました。
松と桜と断定されました。
先生の持つ紙を見つめるゾロには
「一生懸命」という言葉がピッタリです。

たくさんの生徒をかかえる先生が
ゾロにこうして「紙」を使った
不確かな剣技を示すシーンに
先生のゾロへの思い入れを感じることが出来ます。
先生はゾロをまるで息子のように愛していたのではないかと、胸がジーンとなります。

今でこそ魔獣とか呼ばれて恐れられたりするゾロですが、先生に対する尊敬の想いは今も健在です。
請うても請うても、先生は「本当の答」を教えてはくれません。何故なら、それは自分でみつける物だから。
そんな先生の朧気で深い教えはゾロの心の奥底に染み渡っていました。

先生は「何も斬らないで、何でも斬る剣」と
まるで謎かけのような話をします。
当然、ゾロは理解できないのですが
先生が言う「スゴイ剣」という物を
体得したい、という真っ直ぐな気持ちだったのでしょう。

終始笑顔の先生(メガネは曇りがち)は
「いつか、ゾロが答をみつけるだろう。」と
ゆったりとゾロに教えます。

ガレキの中で追い込まれた現在
この奥深い疑問がゾロの体の中で
沸き起こります。

カラーの絵は予告編を見て先週描いたものですが
この子ゾッキュンは爆裂でした。


Σノースリーブっ!


何ゆえ、肩丸出し!!はぐぅっ!!
なんで、なんで、なんでーーーっ?!

ええええええ?
アニメではそうなの?
19話でもノースリーブだった?
今、時間が無いから確認できないけど
子ゾッキュンって半袖…だよ…ねぇ…?

ノー…ス…リー………ブ………(ガクッ)

ポタ…ポタ…ポタ…
(血の滴がしたたり落ちる音のBGM付き)


夢から覚めたように頭がハッキリとするゾロ。

何でも斬れる剣を知るために
「何も斬らない剣」を理解しなくてはなりません。
この、ぼんやりとした難題に取り組む決意です。

今なら、答に辿り着けそうな気がする…。



いや、違う。

今、辿り着かなかったら…


その先に、進めないから…。



♪ジャジャジャジャ

♪ジャージャー

♪パッパー



…スペシャルって…。




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若竹