第125話「偉大なる翼!我が名は国の守護神ペル」

〜 空翔る鳥 〜



さぁ、始まります。アルバーナ大サーカス!
華麗なる空中ショーが!!
期待に胸膨らませて待ち構えてたのですが
私の予想を大きく上回る華麗さに
全身がゾクゾクと悪寒が走ったほどでした。

見よっ!この真っ直ぐな開脚を!
私なんぞが「見よ」などと言うまでもなく
モニターの前のサンちゃん大好きっ子は
ガッツリご覧になってる事でしょう。

ああ、満点の平均台演技。演舞。
最高!サンちゃん最高!

小窓のサンちゃん、大回転!
見よっ!この揃ったつま先を!
私なんぞが「見よ」などと言うまでもなく…。

さぁ、勢いが付いたところで
一気に手が離れます!離れましたよ!!
ここからは、文字通り空中のダイナミックプレイです!

回転から、落下に入ります!
きゃあーーーっ!!サンちゃん、落ちちゃうの?!
ドキドキハラハラ手に汗握る瞬間です。

不安になりながらも、サンちゃんの足が
アシンメトリーに曲げられたている美しさに
地球の重力も一休みさ。それがロマンさ。

あああああああ〜〜〜〜〜〜。
そして感動的なジョイントプレイ!
そこよーっ!!

左足は高く伸ばされたままでバランスを保ち
右足を自由に動かすことで
チョッパーとの出会い。
そして、別れ…。

行って来い!!

恋のバトンリレー!!ひゃっほーう!

続いてゾロです。
見よっ!この安定感のある下半身を!
私なんぞが「見よ」などと言うまでもなく
モニターの前のゾッキュン大好きっ子は
ガッツリご覧になってる事でしょう。

サンジから投げられた恋のバトンを受け止めるべく
構えます。

ああ!

かっこいいいいいいいいい!!!!

飛ぶのね?

飛ぶのね?

構えの時のどっしり感とはうってかわって
軽やかな動きだわ。

そして。

そして!!

飛んだーーーーーっ!!

ああ、やっぱりあなたは蝶だったのね。
花から花へと飛び移る蝶だったのね。
ああ、夢なら冷めないで。
お願い、ストップモーション、このままで。
いつまでも、眺めていたい。飛び始めのゾロ。

うっとりとしながら、いつものように意識は
はるか西の天竺まで飛んで行ったりしましたが
ナンダカンダで、常にどこか冷静な私は
ある感動的な事実に気づきました。

サンジは前後の回転であるのに対し
ゾロは
左右の回転でした!!
2人あわせて三次元大車輪!これぞ!アルバーナ大サーカス!
恋の空中ブランコ、夜の大花火大会!!!!

そういえば、今年、一発も花火を拝んでいません。
そんな私の、今年の花火はこの19才コンビの
ミラクル空中スリーディメンジョンローリングサンダーに決まりです。



麗しの空中ショーもいよいよクライマックス。
力業でのゴールを目指します。

ここの見所は「ミネ」クロスです。
ゾロの峰打ちというのには、ほとほと色気を感じて
仕方がないのですが
そんなミネでクロスされちゃった日には
色気だってクロスします。

今、何も考えずに文字入力してます。
クロスする色気について質問されても
困ります。何となくノリで言ってるだけです。

また一つ、歴史を作ってしまいました。
「ゾロ、自虐の歴史」…。

そうです。彼は
・落ちながら
・チョッパーに指示を出しながら
・敵の狙撃を窺いながら
・時計台に照準を合わせて
・チョッパーとビビを飛ばして
・自らが狙撃の的になったとさ
・ああ、なったとさ
・なったとさったらなったとさ…

また一つ、伝説を作ってしまいました。

堕ちていく…。
堕ちていく…。
加速をつけて、堕ちていく…。

俺の視界にあいつが入って来る。
俺の手の届かない所であいつが傷ついている。
俺は叫ぶんだ。
俺の声はあいつに届いてないけれど。
あいつの視界に俺は入ってないけれど。

あいつも堕ちているんだ。

いつか、俺の足下にまで・・・。

今は、俺の声は届いていないけれど。


ミスター・ワンにえぐられて、既に
ズタズタになっていた胸に受けた狙撃の痛みと。
時計台の塔から落下して背中に感じる打撲の痛みと。

苦痛に表情を歪めていると聞こえてくる声。

優しさの微塵も感じさせない悪態が
ゾロを現実に呼び覚ます。

「砲撃は!」


その後のゾロは確かに起きあがって
あぐらをかいているはずなのに
何故か、1瞬、こんな悩ましげなポーズに
なっています。

これは、ある特定の嗜好の方達への
何かしらのサービスであると解釈して
よろしくって?東映さん。







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若竹