第131話「はじめての患者!ランブルボール秘話」

〜東映殿のご乱心再び〜



あー、チョッパー可愛いなー。

あー、チョッパー可愛いなー。

チョッパー船長はゾロに命令しないのかなー。


ロビン姉さん、あやしくて素敵だなー。

「そんなにコワイ顔しなくていいんじゃない?

可愛いのね。あなた…。気に入ったわ…。」

これがチョッパーじゃなくてゾロの同人誌読みたいなー。


スカートの龍巻!かっこいいなー。




さて、と…。

(深呼吸)



・・・第131話 はじめてのチュウ!ラブラブボーイズ秘話


ワンピースってこんなアニメだったんですか?


目を覚ませ!東映!


何があったんだ!東映!


しっかりしろ!東映!


頑張れ!東映! 負けるな東映!


ずっとずっと知りたかった夜の男部屋です。もしかしたらそうなんじゃないか、と日夜妄想に励んだ鍛錬の日々が一瞬でふっとんでしまいそうな、突然のドリーム。アニメオリジナル編を若竹ではアニメドリーム編と名付けることにしました。

柔らかい絨毯が敷いてありました。
そこに寝そべるゾロでした。
私の知っている限り、
(正確には私が読んだ同人誌では)
ゾロとサンジが夜更かし組です。ゾロは夜な夜なトレーニングに励むらしいですし、サンジは朝食の仕込みです。あとナミも航海日誌を書いて夜更かしするかもしれません。今夜はナミが見張り番だったようです。
ええと。
まだ、落ち着いてません。
多分、ゾロが先に寝ました。
サンジはナミにホットミルクかなんかを出して「無理なさらないで下さいね。」などと言葉をかけて男部屋に帰ったと思われます。

するとゾロが大の字になって寝ていました。
さっきまで、鬼の形相でトレーニングしていたはずなのに、今ではあどけない子供の顔で寝息を立てています。
「全くナミさんは寒空の中、見張り番だっていうのによ。」と小さくツブヤキながら、
サンジも今日一日の疲れでたちまち眠気に襲われてしまいます。
絨毯には大人が2人くらいは寝られるだけの広さがあるのですが、
なぜかゾロが端の方で寝ているのを見て、サンジは少しだけ微笑みました。
疲れていたのでしょう。
急にゾロの温もりが恋しくなって、寄り添うように眠りにつきましたとさ。


Σ腕枕なんかいっ!!


はいはい。流石でございます。ロロノア様。
朝までその体勢でも腕がだるくならないのでいらっしゃいますのね。ロロノア様。
そのための鍛錬なのですか。ロロノア様。それとも何ですかい。
慣れちゃってる重みなんですかい。剣豪様ったら。イヤン、バカン。
しかし、当たり前のように自分の頭をゾロの腕に委ねるサンジちゃんに対して
目覚めた時のロロノア様の驚きと言ったら一体何なのでございましょう。

夜弥的仮説はこうです。
サンジは寝るのは遅く、起きるのが早い働き者です。
ですから、ゾロの知らない間に寝て起きているのでしょう。
ゾロの知らない間に、サンジはひっそりゾロの腕枕の感触を楽しんでいる夜が、何度かありました。
知られてはいけない内緒の楽しみだったのです。

・・・・疲れていたのでしょう。

ナミが大声を張り上げるまで、サンジは目を覚ましませんでした…。そして…。

ゾロの温かい腕の中で幸せな夢を見るサンジ。

夢の中で愛しい人に
モーニングキッスをせがむサンジ。
夢見るサンジ。
(黒い部分はゾロの腕です)

この口はあまりにも危険なので
DVDになった時はアダルトコーナーに置いて下さい。

一方、何も知らずに
スリーピングビューティーを極める剣士。

はぅわぁ〜〜〜っ。
(※私のため息ですのでお気になさらずに。)

目覚める瞬間の剣士。

さて、ここで。ゾロ、驚愕。ゾロ、どびっくりマリモ。
目の前のラブラブ光線接近に、ひどく驚きます。
しかし、もっと驚いたのがサンジです。どびっくりサンジ。

どう考えても、ゾロの腕の上にサンジの頭があります。
サンジが自分の意志でゾロの腕に寄りかかりました。
でも、それは内緒の楽しみだったのです。知られてはいけないのです。
最も知られてはいけないのです。コイツには。

ああ、俺としたことが寝坊かよ!!

いたたまれず、飛び起きるサンジ。
ゾロと顔接近のままではいられないのです。

激しく動揺のサンジ。

今、夢で見ていたモーニングキッスが
頭の中で重なって
もうダメ。サンジちゃん。ダメ。
もう、ダメダメ…。

ひーん。
(※私の鳴き声ですのでお気になさらずに。)
(※鳴き声ではなくて、泣き声の間違いです。)

色々を見失ってしまったサンジちゃんは
物凄い悪態をついちゃいました。
そりゃあ、ロロノア様も怒ります。

でも、ロロノア様はいつもサンジちゃんの
怒る理由が訳がわかんないので
いつもの事と起きあがります。

きっかけは何であれ、
この日課に落ち着きます。
工場で毎朝やるレィディオ体操みたいなものです。

これを見て抱く感想といえば
「はいはい、仲が良いでしゅねー。」ってなもんだ。
ルフィでなくても、間を割って通り抜けます。
ナミでなくても、2人の頭をゴチンとやります。

このケンカで原作っぽいと思ったのは
チョッパーが仲間になった夜の桜の宴で
2人がケンカをしている時にサンジがゾロの頭を
押さえているのを思い出しました。

私が思うに、サンジはマリモヘッドが大好きで
頭をワシャワシャしたくてたまらないのではないでしょうか。
それで、ケンカとなると頭を触ってしまうのではないでしょうか。

2人でイチャイチャと朝からバッドコミュニケーションなのは、万が一、物凄い体勢で目覚めて、誰かにそれを目撃された時のごまかし作戦なのです。
「起きたらケンカ」というのが、2人の1日の始まりなのです。
いつのまにか、習慣になりました。

そして、みんなの興味が2人以外の何かに注がれたら、ケンカをする理由も特にないので、ほどよくマッタリされてます。

そして。





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若竹