第１３３話「受け継がれる夢！カレーの鉄人サンジ」

〜無言でもアニゾロ〜

貴族の風格でエレガントベイベー操舵。
しなやかな肘のラインと
軽く添えた両手の優雅さ。
醸し出す３拍子はワルツの背中。
でも、意外にも舞踏会の１コマではありません。

舵をとりながら、背後を気にしているのです！

このさりげない優しさの沈黙。
声が聞きたくて、晩秋…。

※ここではまだ
「様子を伺ってる」だけのゾロです。

さぁ！ここで！
一気に上体半ひねりのウルトラＣです。
片手運転に切り替わりました。
ニヒル運転に切り替わりました。

左手フリーとなった今、ゾロが見ている物が
何かと言いますと

サンジのスープを飲んでるタジオの様子を
伺っています。
メリー号が誇るコックのスープを味わった
タジオの反応を伺っているのです！

この自信満々の笑顔でっっっっ！！

そこまで勝ち誇った表情なのですか！
自慢のコックですか！

ＭＵＧＯ・ん・色っぽいのか！！

声が聞きたくて…晩秋…。

「オールブルー」という言葉を背中で聞くサンジに視線をやるゾロ…。

そうか！わかった！
そういう事か！

今回、サンジメインの話で、何故、ゾロのセリフが１つも無かったのか…。

【答】

２人の間に言葉は
要らない…。

この答がどのくらいうまいかと言うと
「雪が溶けたら何になる？」という問いの
「春になるのさ。」という答くらいうまい。

さて、皆さんスッカリお忘れかもしれませんが、実は「東映秋のカップリングフェア」というのが続いています。
例えば、ゾロとルフィが体を重ね合ってオールを漕いでみたり。ゾロとサンジが腕枕でモーニングキッスだったり。
そして、今回はルフィとサンジの番でした。

どうしたことでしょう。
この静かなオーディエンス。
ここまで２人が絡み合っているにも関わらず、サンジが乗り物に乗り込んで安全ベルトを装着しているような感覚で画面を眺めていましたか？
そういうものですか。
ここにいらっしゃる方は…。

ここで「しっかり捕まってろ」と言ってる人がマリモっぽい人だったら、マジで「頼むから休ませてくれ。」と東映さんにお願いしたくなったりしますよね！

東映さんは「勝手に休んでろ。」って言いますよ！
きっとね！

…どうしたことでしょう。
この静かなオーディエンス。
正直、私も「ああ、窮屈そうだな。」と、まるで私が普通の人間であるかのような感想を抱きました。

ここで、吐息のかかる距離の先がマリモっぽい人だったらどうでしょう。
海軍船潜入の２人。
身を潜めて交わす言葉で、本音とかけひき…。
きっとどこかのサイトでＳＳが始まります。
連載小説始まります。

（今のところ、始まってません。
　なぜならマリモっぽい人じゃなかったから）

チビナスかチョッパーか。
チョッパーかチビナスか。

あるいはピカチュウか。

もしかしたら、
ハナちゃん（おじゃ魔女どれみ＃）かもしれない。

まぁ、いいじゃないか。
可愛いから、それでいいじゃないか。
私は誰をなだめているのか。
とにかく、

チビナス、ゲットだゼ！
（結論）

でしょ？
あなたもそうでしょ？
そうに決まってるでしょ？
鍋の底に残ったカレールゥを見た時に
必ずこういうシーンが出てくると期待したでしょ？

そして！このシーン！

『よっしゃーっ！』と
心の中でガッツポーズ, Shall we?

そして沸き上がる「ナメロ」コール！

ナ・メ・ロ！　ナ・メ・ロ！
ナ・メ・ロ！　ナ・メ・ロ！
（もちろん手拍子付き）

指チュパー！

思った以上に指チュパでした！

いつもより余計に指チュパでした！

上唇がピュルっと指チュパでした！

舐めやがれ！

吸いやがれ！

チュパチュパしやがれっ！！

ゆきすぎた発言おかまいなし！イエイ★

指チュパの興奮冷めやらぬ中、
立て続けのセクスィビームです。
口元に手を置く仕草というのは
色っぽい所作の定番ではありますが、
この指の形といったらどうでしょう。
実際は煙草の煙を吐こうとしている場面なのですが
上手い具合に（？）煙草が見えにくくなってます。
するとどうでしょう。どうなりますか。

偶然触れてしまったゾロの唇の感触を
思い出してるサンジになりませんか？
あるいは
勢いにまかせて、自分からゾロに口づけてはみたものの、
すぐに我に返ってその場から逃げ出し
ゾロから離れた所で、切ない余韻に戸惑うサンジになりませんか？
どうでしょうか。

よろしくお願いします。（続きを）

さて、そんなこんなでカレーもおいしく出来ました。

色々ありましたが、定位置に立つ２人なのでした。