第141話「故郷への想い!脱出不能の海賊墓場」

〜虹色の霧の中の気象情報〜



虹色の霧の中は危険地帯です。
空間がねじ曲がっているそうです。

摩訶不思議な空間の歪みを完璧に理解したロビン!
計算しつくした角度でメリー号の大砲を撃ちます。
なんと、前に撃ったはずが船の後ろから飛んで来ます!
しかし船に当たることはありません。
ロビンの計算は完璧でした。
砲撃で上がった滝のような水流はゾロとウソップのみに
直撃でした。
ロビン、ヘンゾ、ルフィは全く濡れていないのです。

どゆこと!
ロビンちゃん、どゆこと!

珍しく起きてるゾロが丹念に刀の手入れをしてるというのに

狙い撃ちスプラッシュ、どゆこと!

とにかく。

サンキュー!

濡れ過ぎ警報発令!

恐ろしいのは虹色の霧なのか
ロビンの策略なのか
スプラッシュマウンテンなのか
東京ワンピースリゾートなのか
セクスィウィンク注意報なのか
ゾロの肌の上を流れて流れて流れまくる水の妖精さんなのか
全てが気のせいなのか
いいや、そんなはずはない。
しかし、いつもより余計に襟ぐりが開いているのは
やはりそれが虹色の霧の伝説なのか。
私の知っている限り8巻まで発行されているのだから
その中の何章かは

「迷える剣士の濡れ場」の伝説についても

書かれているに決まっているのだ!!それでいいのだ!!

はみ出し者の俺達には
太陽の光は眩しすぎるぜ

・・・ためいきロカビリー

錯綜した状況に柔軟に対応できないでいるラビオネ…じゃなくてタピオカ…じゃなくてラパヌイに対して「話しにならねぇな。」と凄みつつ歩み寄るゾロ。迫力のある強面がウソップの陽気な呼び掛けで一気に眩しそうにキュッと目を閉じるゾロ。
キュッと目を閉じるゾロ。
幼い顔を覗かせるゾロ。

もう、わかったから!もう、いいから!よく知ってるから!
クッキリハッキリ二重、わかったから!
そっとしておいて!

ゾロとサンジのケンカが中高生レベルならば
ゾロとウソップのケンカは小学校中学年レベルだと思います。微笑ましいだけのじゃれあいです。何をケンカしているのかよく解らないのですが、ゾロの右腕に優しく添えられたウソップの左手に彼らの「仲良し」の証を感じ取る事が出来ました。ウソップの左手には全く力が入ってないように見えます。ただ、置いてるだけのような、触れてるだけのような、なでているだけのような。
だから、どこかの誰かさんとのケンカみたいに船のアチコチを痛めるようなケンカにならないんですよね。

それにしても、ゾロがなんでウソップを怒ったのかと言うと「食事中は行儀良くしなさい。」といったような事でした。ここでも
食事へのリスペクトですよ!お嬢さん!!

第135話B参照



前へ海賊墓場編TOP次へ

若竹