第170話「空中の激戦!海賊ゾロVS戦士ブラハム」

〜※血ペロはありませんでした〜



本当に?
本当さ

ゾロが歩く
森を歩く

思っている事を口に出す
考えを全て言葉にする
止まらないゾロの言葉で
私はわかるゾロの全て
次に出るのは飛ぶ斬撃

本当に?
本当さ

物凄く飛ぶはずだ
練習もした

本当に?
本当さ

ゾロがリュックに手をかける
何が始まるか知っているか?
私は知っている
アーラポー ヒーラポー
荷物を下ろすのとは違う
若竹が決めた
ゾロのリュックは洋服の一部
若竹が決めたから仕方がないのだ
だからこれは脱衣の始まり
だからこれは服を脱ぐゾロ
屈辱に耐えながら服を脱ぐゾロ

本当に?
本当さ

若竹が決めたから
勝手に決めたから

そこにゾロがいるから
アーラポー ヒーラポー

アレアレアレアーーー
血ペロが無かった
血ペロを忘れてしまったのか
東映の丘には血ペロが無かった
大切な血ペロを忘れてしまったのか
アレアレアレアーーーー
そうだ
私達の祈りが足りなかったのだ
東映の丘まで風が届かなかったのだ
悔やんでも
悔やんでも
叫んでも
叫んでも
私達の宝、血ペロが忘れられてしまった
次の呪文を唱えよう
ムッチューリ ムッチュ−ラ
血ペロは宝、血ペロこそが私達の宝
静かな祈りは届かなかった
恐れてはいけなかったのだ
まだまだ足りなかったのだ
恐れてはいけなかったのだ
集英社を恐れてはいけなかったのだ
ああ、私はまだ伏せ字を覚えられない
恐れてはいけなかったのだ
○○社を恐れてはいけなかったのだ
ああ、今度は伏せすぎてしまった
次の呪文を唱えよう
次の呪文を唱えよう
ムッチューリ ムッチュ−ラ

諦めてはダメだ
ダメだ ダメだ フーラッパー
信じられない でも信じよう
瞼を閉じるゾロがいた
眩しいのはあなただというのに
目を閉じてはいけない
私は目を閉じてはいけない
目を閉じたゾロを見るために
ゾロを見るために
大切なビデオデッキ
やっぱり肉眼だけでは フーラッパー
トーシバ トーシバ
トーシバのビデオが家にあった
私は幸せだ
リモコンもある
遠くから動かせる
私は幸せだ

ゾロは神を信じない
そりゃそうだ
神はここにいた
知らずにここにいた
何てこった!
ヤンヤ ヤンヤ ヤンヤイヤー
ゾロは速い
ゾロは髪がなびく
短くてもなびく
ゾロは耳にアクセサリーをつけている
アクセサリーも揺れている
ゾロはいつも想像以上だ
ヤンヤヤ ヤンヤヤ
ああ、ゾロは素晴らしい
明日も太陽が昇る
ゾロが全て ヤンヤヤ ヤンヤヤ
ゾロが全て ヤンイイ ヤンイイ

しなやかなゾロの体
私はイヤらしい目でゾロの体を見た
私は汚れてしまった
私は謝罪しなければならない
私のアニゾロは穢れた物だ
しかし神は私を赦す
偉大な神は私を赦す
肉の神が舞い降りた
アニメのゾロの腕を見ると
鳥のもも肉を思い出す
チキーナ チキーニ チキーネ
食べたいの
食べたいの
唐揚げが食べたくなるの
固くても軟らかくてもいいの
ゾロの肉ならいいの
一緒に食べましょう
カーネル カーネル ケンタッキー

ドキドキ心臓でティッラーナー
そうだ!そうだ!謎が解けた!
この血こそが我らが血ペロではないのか
この太股の血をペロリといこうではないか!
血ペロが無くて、人生に何の意義?
そうだ!そうだ!
歓喜の声で血ペロを待って
ズボンのベタも忘れる始末
流れる血を止めるのは誰の舌
血ペロは誰のため
血ペロは民のため
血ペロは幸福のため
ゾロの舌が見たいの
ゾロの舌が見たいの

青々とした空に
ゾロを見上げて私の胸は躍る
青いのは空?
空よりも青いゾロのランニング
私の胸は躍る
スクール水着に見えて私の胸は躍る
素晴らしいゾロのゴーグル
流れるように泳ぐスタイルを
きっと見せてくれる
空よりも青いプールがきっとある

さぁ、見つめようゾロの指
ゾロの指は丁度良い太さ
ゾロの指は丁度良い長さ
誰もが憧れるゾロの指の太さ
誰もが憧れるゾロの指の長さ
でも誰も触れない
漫画 漫画 漫画
ゾロは紙の中にいる
ゾロは紙の中にいる
誰も触れないゾロの指
世界も触れないゾロの指

いつ見ても素晴らしいゾロの流れる血
またしても血ペロを期待してしまう
豊作を願って祭で踊る
血ペロを願って炎を燃やす
それが村の習わしなの

いつ見ても素晴らしいゾロの流れる血
ゾロはただ1人
世界でただ1人
ゾロは世界でただ1人

待ちわびている私

ああ、気持ちが収まらない

世界が血ペロを待ちわびている・・・





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若竹