第196話「非常事態発令!悪名高き海賊船潜入!」

〜小泉絵パーフェクトガイド〜



シャツを絞ってパタパタしています。語りたいことはたくさんあるのですが、不適切な発言を含みそうなので言葉を選んでいます。

小泉さんの描くゾロのボディーは久しぶりで、私の記憶では前回はアラバスタの大浴場でした。あの時は小泉さんの絵でゾロの全裸が見られて…、いえ、ほぼ全裸が見られて狂喜乱舞でした。今回はそれほどまでとはいきませんが上半身をさらけ出して下さってありがとうございます。多分私のためのシーンです。(思い込みで幸せになる方法)

だって考えてもみて下さい。各クルーがどうやって船から脱出したかは分かりませんが、なぜゾロだけ海にドボン?他のクルーは無事に陸に逃げたようなのに、何故ゾロだけ泳いでるシーンから?
それはつまりゾロを脱がすための設定でなくって?
まず最初にゾロを脱がせる事を念頭に置いて、今回の脚本を練ったそうですよ。

さて、ここからは炎のアニゾラーによる小泉絵の徹底検証です。
各作監さんの絵にはそれぞれ特徴がありますが、小泉さんの特徴は「美しすぎる」という事です。美しさが度を過ぎています。手が付けられません。見ていてヒヤヒヤするほど美しいです。どう美しいかというと、少女漫画系の美男子なんです。紙一重で麗人です。褒めてるんですよ!
小泉絵のポイント(1)
アゴが直線で描かれている。
決してアゴが細い訳ではないんですよ。しかし直線で描かれることによってシャープな印象を与えます。よってアゴの細い現代人っぽい輪郭が生まれます。そして麗人へ。

小泉絵のポイント(2)
鼻がこれまたシャープにとんがっている。
鼻先が鋭角。凶器。
鼻の形が美しさを更に強調していると思います。

作監さんの中には原作風の絵を描かれる方もいらっしゃって、それは大きな波になっていると思います。昔に比べて全体的に絵が原作に似てきたと思うのです。原作ファンとしてはとても歓迎すべきことですが、小泉さんの絵は別格です。原作とは違った美しさが私達の胸の中でキラキラ。私の表現力はグダグダ。私の意識はフライアウェイ。

原作風の絵の方の鼻先はやや丸いんです。鈍角に近いんです。(鋭角と鈍角の違いは教科書で調べてネ)
左の余白に鈍角の鼻先を描こうとしたのですが、マウスで描けるはずがなかったんだ。

小泉絵とは少し離れますが、今回のゾロのアップで私の胸がギュウとなったのが滴です。ゾロの肌を滑らかに湿らせて月の光に輝く滴です。ゾロの肌を艶やかに滑って流れる滴です。濡れゾロといえば、それだけで夢の扉が開かれる鍵の1つですが、いつもの濡れ具合とは違うんです!
もう、本当に私ってばアニメ見過ぎ!
こんな事に気付く自分に感心したよ!

過去にゾロが濡れたことは雨やら汗やら波やらで色々ありましたが、滴の線は「白」で描かれていました。しかし今回はグレーっぽいくすんだ色で描かれていたのです!!!!!!!!!!!!!!!
(大発見して得意げにエクスクラメーション)

だからいつも滴のラインはちょっと野蛮でいやらしい雰囲気を醸し出していたのですが(私の妄想力も重なって)、今回は滴のラインが淡くなっていたので、滴が目立たないんです!必要以上に主張し過ぎないで、なおかつしっとりした印象を私達に与えてくれる、そんな品の良さを感じました。
多分、夜だからグレーで描かれたと思うのですが、とにかく私の意識はランナウェイ。

そっち方面の人にはたまらない表情だと思ってスケッチしました。そっち方面の人という言い方はまるで自分には無関係だと言わんばかりで、自分だけイイ子ちゃんになろうとしてすいません。
ただ、この絵は小泉絵ではないんです。その証拠にアゴが直線ではありません。小泉さん以外の方が原画を描かれてますので…とかそういう真面目な話はアニゾロには不要なので、とにかくここでは、アゴに流れる液がイヤらしいとだけ言っておこうと思います。

小泉絵のポイント(3)
タレ目です。
タレ目ではないのですが、ホリの深さを感じさせる角度です。目が垂れているような角度です。外国人みたいな印象を受けます。
この角度の目も小泉さんの絵の特徴ですね。

目がつり上がってないのに鋭い雰囲気があって、惚れ惚れします。

こういう時のためにハイビジョンが必要なんだと学びました。
こんな大事なシーンなのに、どうも画面がぼやけているのです。それは私の目が疲れているのか、私の脳内がヴェールを作り上げてしまったのか、ビデオテープが危険な状態なのか、ビデオデッキの再生能力の未熟さか、本当にそういうぼんやりした演出が画面にほどこされていたのか、よくわかりません。でも、ゾロの左手を完全に描いてない事から考えて、私が疲れているというのが妥当なせんでしょうか。

海賊ゲンダイ頑張ってます。

来週は野球でお休みです。



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若竹