第207話「ロングリングロングランドの大冒険!」

〜207話から地上デジタル放送用ハイビジョン制作になりました〜



大事な事なのでよく聞いて下さい。
今週から「地上デジタル放送用ハイビジョン制作番組」になりました。
画像も心なしかクリアになったような気がしますが、
従来のテレビで見ているのでさほど違いは解りません。
ただ、問題なのはワイド画面で制作されているという事です。
アナログTVでは左右は切り落とされてしまうという事です。
そんな厳しい現実を正面から受け止めながら、
ハイビジョンに対応して今週からOPとEDが同時に変わった事に
とりあえず狂喜乱舞しましょう。

まず、OPです。
大変な事が起こりました。
下の画像をご覧下さい。



写真素材:SolMare


本当にあった画像です。東映は何かを始めるつもりらしい。
これでも私は大人しめに描きましたが、実際のサンジはもっとウットリしています。
愛しそうに緑の野菜を眺めています。
おっと、野菜などと言ってしまいましたが、これはあくまでも逃げ道です。
知ってます東映の算段を。
たとえ1瞬とは言え、これほどまでの大人のお姉さん向けの映像を
流したとあっては、誰かに苛められるかもしれない、という
小学生レベルのヤワなハートで東映は、予め言い訳を用意しておきました。
「違うんだ。聞いてくれ。これはゾロとサンジが2人でヤガラブルに
前後に乗った時の仲睦まじい2ショットでは決してなくて、
サンジが水上マーケットで買い物をしている時の絵なんだ!」
ほぅら、これならPTAも納得。
そう言われれば、ゾロの頭がなんとなく野菜に見えてくるから不思議です。
大丈夫!
私が守ってあげるから、東映君はどんどんおやりなさい!

そして「若竹」の文字が入っているのはDLFにしようという勢いだからです。
DLFとDBFって似てますね。じゃあ、この絵をDBFします。
意味が解らない方はソッとしておいて下さい。
なぜDLFにするかと言うと今度のOPが凄いという事を
この絵を使って宣伝したらいいと思ったからです。
こんなに早くパウリーとルッチのケンカをアニメで見られると
思ってませんでしたので、どびっくりしました。
美しかったです。逆さのルッチが美しかったです!



恐れていた事が現実となりました。
このように画面の端が隠されてしまうのです。
ああ、私のTVがアナログなばっかりに…。

しかし、悲しみに暮れる前に注目しておかなくてはならない部分があります。サンジの袖の膨らみです。膨らんでますよ!奥さん!
サンジのシャツのカフスの部分は少しデザインが凝っているのは事実ですが、こんなに袖が膨らんでなかったと思いますよ。誰がこんな風にしたかというと小泉昇です。(敬称略)
小泉昇という人は「買い物」を「お買い物」という人なんです。(あるオリジナルの回の設定資料で「お買い物サンジ」という設定画を描いた伝説のキャラクターデザイン)
そんなメルヘンの気持ちがあの袖の中に詰まっているんだ!

東映は何かを始めるつもりらしい。

ああ、私のTVがアナログなばっかりに…。

隠れてしまった部分で何が起こっているかを知ることが出来ないのです。

嗚呼、私のTVがアナログなばっかりに…。

だからもしかしてゾロの本気てぬぐいが
キューティーハニーの空中元素固定装置みたいなリボンになっていても、私は気づかないでやり過ごしてしまうんだ。

嗚呼、私のTVがアナログなばっかりに…。

このスケッチはトキメキとか衝撃とかがあった
訳ではありませんが、記録的な目的でスケッチしました。
何が記録的かと言いますと、片方の眉が
みよーーーんと上がったのが記録的でした。
ゾロはワンピのキャラの中では「無表情」の部類に
入りますが、そんなゾロの心の機微を表すのが
眉の角度だという事を再認識しました。

この角度の顔を描くのはとても大変だったので、
途中で断念しようと思ったのですが、そこで止めたら
負けだと思いました。ええ、自分との闘いです。
なんで、こんな闘いに必死になるかだって?

さぁね…わからねぇ…ここを一歩でも退いちまったら
何か大事な今までの誓いとか約束とか…色んなモンが
ヘシ折れてもう二度とこの場所へ帰って来れねぇような気がする…

久しぶりに6巻を読みました。

ええ、だから何度も言ってるように
私のTVがアナログなばっかりに
ゾロがイカリを下ろすシーンも
中途半端なんですYO!
見たいYO!
ゾロがイカリをどんな風に
扱うのかを詳しく見たいYO!
隅々まで見たいYO!

清書をする気もおきないYO!

OPに続き、EDでも大変な事が起こりました。
ゾロの頭の上に鳥が座っているんです。
これがどれだけ大変な事かといいますと
ある同人誌のパクリなんです。
その同人誌はとても有名で、その同人作家さんの
ゾロサンやサンゾロの同人誌を買おうと思ったら
コミケで外に並ばないといけないような人気ぶりなんです。
その作家さんの、確かパッケージ(専門用語ですいません。
健全ギャグ本という意味です。)で
ゾロが鳥に囲まれるという話があるんです。
有名な同人誌ですから、東映君が
読んでいてもおかしくありません。
しかしこんなに堂々とEDでパクるとは、
東映は何かを始めるつもりらしい。

しかし、考えようによっちゃあ、同人誌の設定が
このように動画にしてもらえるという
チャンスでもあります。ですからこれからの同人作家は
アニメのEDに採用される事を目標に頑張ればいいと思います。

ギリギリの話題はこのくらいにしまして、
何事も無かったように、この場面の愛らしさを語ります。
ゾロってば険しい表情をしながら
鳥に好きなようにさせてなすがままなんです。
鳥に自分の体で遊ばせているんです。
自分にとって無理な姿勢でも鳥が心地よくいられるように
ジッとしているんです。そこに愛がありました。
ゾロもゾロですが、鳥も鳥です。
鳥はゾロの頭を巣だと勘違いしたのか、とにかく自分の
安らげる場所だと判断したようです。このゾロと鳥の
種族を越えた愛について、専門家(ムツゴロウレベル)に
解説して頂きたいものです。



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若竹