第220話「失った?奪われた?おまえはだれだ?」

〜本気手ぬぐいにそんな用途がっ?!〜



頭を掻くゾロです。
今回、何が特別だったかと言いますと
頭を掻く“音”です。
どんな髪質なのか全く想像できないような、
おもちゃ箱をひっくり返したような音でした。
チャカチャカチャ!って鳴りました。
おもちゃの兵隊が飛び出しそうな音でした。
ジブリだったらまっ黒くろすけが
わんさか登場しそうなサウンドエフェクトでした。

そういえば、頭を掻く仕草というのが
アニメのオリジナルで多いように思いました。

アニメのオリジナルの時は
毎回言ってるように思うのですが、
寝起きに涙を浮かべるゾロというのが毎回あります。

アニメオリジナルの序盤に必ず涙目ゾロがあります。
その法則をみつけて得意げになってる訳でも
ありませんが、今回もありましたので
今回もありました、と記録しておきます。

ロロノアゾロという名前を聞いた瞬間のサンジが目を「パチクリ」とした事をサンジファンは見逃してはいけません。一度目をキュッとつむって、そのあとパッと見開いて目の前の男を確かめているんです。名前だけを知っている、その男の姿を自分の目で確かめています。
そして黒スーツです。今回のオリジナルストーリーの原案になってるのがオーシャンズドリームというゲームなんですがその時の設定の衣装になっているようです。黒スーツです。黒スーツです。黒スーツです…。

記憶喪失ネタで同人誌を作られる予定の方は是非サンジを黒スーツでどうぞ。

さて、初対面(!)のゾロとサンジの会話です!

俺はロロノア・ゾロ
んぁ?海賊狩りか?
俺は海賊狩りと名乗った事は一度もない。結果的にそうなっただけだ。
賞金稼ぎには違いないだろうが。
喰うに困った時だけそう言うことをしてただけだ。それが目的な訳じゃねぇ。
だが、この船にいるって事はやはり海賊船を狙ったからじゃねぇのか。
さぁな。なぜここにいるのかさっぱりわからない。

ここで気になったのは、ゾロが堂々としている事です。
海賊狩りの件についてはまぁいいのですが
『なぜここにいるのかさっぱりわからない』
男らしく堂々と断言してらっしゃいます。この潔さ。

彼の場合、記憶を失う以前にも
気がついたらさっぱり見慣れない場所に立っていたという経験があります。
だから、全く動じていません。
このように、どんな状況にでも柔軟に適応し、なおかつ自分に全く迷いがありません。
この純粋で天然な姿を関心するとともに
自分の行動に責任がとれない社会不適合な要素に不安になったりもします。
とにかく目が離せません!

どうやらみんなルフィと出会うまでの記憶は残っているようです。
ですから、海賊狩り時代のゾロはこんなんだったというのが見られるのです。
素晴らしいと思います。

「名のある海賊」を前にするとハンターの血が騒ぎ、悪人面になって適度にしびれました。
そして今のゾロと比べて凄みが薄れチンピラっぽい雰囲気なのが新鮮で適度に興奮しました。

いつ見てもこの「チャキ」という仕草は良いものです。

このシーンを見た時の正直な気持ちを書いてもいいですか?
(ダメかもしれない)


桃鳩ミカンさんが
描いたのかと思いました。

これはギャグとしての演出ですから真面目にコメントするのも無粋かもしれませんが
一応、私の役目として東映さんに念を送っておくことにします。
アラバスタ編でサンドラ河を渡る時も、ジャヤ付近で海底探索した時も刀は普通に腰に携えてましたよ。
あのー、もし今敵が出現したら頭から刀を抜くんでしょうか。
とにかく今後もゾロに目が離せません。



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若竹