第256話「仲間を救え!拳に誓った敵同士の絆!」

〜ちょwwwwwwすしおwwwwクオリティwwwタカスww〜




今週はアイスバーグさんとフランキーの
心の根っこの部分で思いやるという
感動シーンについて熱く語るつもりだったのですが
予定変更。
すしおマニアによるすしおマニアのためのアニすしです。(すしアニ?)

まず、ロケットマンが水流を降りて発射する時の
ルフィです。興奮のあまり鼻の穴が膨らみすぎています。
今でこそ、「表情を崩しててなんぼのオマツリ男爵」を参照する事ができますが、最初にこのルフィを見た時は、いつもと違う絵だな、と思うくらいでした。

その後にナミ、チョッパーと出てきますが、
チョッパーの帽子の線がガクガクしてたので
「ああ、またすしおの絵を意識した人が
 描きやがったなー。」と思っていました。

※敬称略


そしてゾロを見た時、「あれ、すしお?」と
親しげに話しかける感じでした。
職場の近所で高校時代の同級生を見かけたような
意外さでした。しかし確かにすしおのゾロでした。
この時のゾロはゴンドラに乗ってました。
音楽もゴンドラの音楽でした。
そして今私はオマツリのサントラを聴いています。

それにしても、私がワンピースのアニメを見始めた時にはまさかTV画面を見ながら「あれ、すしお、原画に入った?」などと口走るような子に育つとは思ってませんでした。
正直、母さん、複雑です。

※敬称略

すしおはまず「アウトライン」そして「風」です。
それを説明するためにこのスケッチを取りました。
麦わら帽子にくくりつけてる紐の結び目を
描かないのがすしおです。

そして風に揺れる髪の動きを
何パターンも描くのがすしおです。
風を浴びせればすしおか西川貴教か、という
ウィンディーボーイです。

※敬称略

今回、ぶっちゃけ、すしおはロケットマンを描きに来たのですが、それでもサラリと仕上げるチムニーやココロさんの絵も、素晴らしいです。(全て私の想像上の話です)

まず、可愛く描こうとしてもどうしても微妙になってしまう猫ひろし(ゴンベ)がこんなにも可愛い!なんだろう。目の位置かなー。鼻が上の方にあるのかなー。
そしてチムニーですが、チムニーの目はまん丸で、人形っぽいのですが、こうして少し四角く描くことで女の子っぽい雰囲気になりました。その方が表情が付けやすいですよねー。
オリジナルのイメージを崩さないで、自分が描きやすいように、動かし易いようにアレンジするのが流石です!本当に勉強になります!(何の勉強だ)
この後のココロさんの顔も目のアップだけで「皺」が感情を持つのですよ。

※敬称略


出た!
原作を越える描き込み!
おそらく監督もここまで望んでいなかったであろうというディティール!
後ろに置いてある消化器っぽいのに貼ってあるラベルとか、この後のメーターとか、装置へのこだわりがすごい!
ここだけ浮いてるよ!
無駄に力入ってるよ!

アニゾロで、こんな部分のスケッチ描いたの
初めてだよ!!

すしおが原画を担当したのは海列車がトンネルから飛び出して
999みたいに空を飛んだ所からキングブルが来てルフィが「何だ?」と
振り返る所までです。
次にココロさんが「チッ。外したねぇ。」と言った後の
「だが!」と言った目のアップからチムニーの「もっと右!」の後の
ココロさんの目のアップまでです。

分かりやすく言うと「ロケットマンが飛び出した場面」
「ロケットマンが線路に乗った場面」です。
ここを緻密に大胆にすしおが描きました。
後半は機械と波を頑張りました。
前半は煙を頑張りました。

この頑張りは通常再生で流して見るのはもったいないので
スローで見てください。
特に、雷が鳴って空が白くなった時のロケットマンが吐く煙の動きです。
煙が線画で描かれてます。

煙にそこまで頑張らなくてもいいよ、という気持ちにさせられる2秒間です。

そしてこの非常に高いクオリティで作られた映画が「オマツリ男爵と秘密の島」なんです。
こだわり過ぎるあまりにマニア向けになってしまったのですが。(笑)

※敬称略



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若竹