第257話「波を砕け!ルフィとゾロの最強合体技(コンボ)」

〜私の名はそげキング!〜




ぼちぼちアクアラグナを撃ち抜こうと立ち上がるのですから、この時、ゾロは叫んでもいいと思うんです。力強くルフィを呼べばいいと思うんです。
ところがどっこい、ゾロの「ルフィ」という呼び方は驚きのシルキータッチ。トリンプ天使のブラなみのつけ心地。(中井ボイスを下着呼ばわり)
この時の「フ」は確実にひらがなの「ふ」でありました。大きな曲線で成り立っていました。漢字だったら「浮」か「麩」だなと思えました。
囁きにも似た…。

これがどういう事なのかと考えたところ、彼らにとってアクアラグナを撃ち抜く事は朝飯前の、寝起きのモーニングムーンだったという訳か!まいりました!

回りくどい説明は不要な、純粋にかっこいい
決めポーズでした。
特に流れ落ちる滴のラインが美しかったです。
風に流れる髪のシルエットもそのままに、
アクアマリンのままでいて。
またしてもキラキラの水しぶきがジュエル。
ビーズの波を空に飛ばして…。

今日は「心配」について考えました。哲学の道。
ゾロがサンジを心配したとか、そういう事だけではなくて、もっと違う種類の想いが通じ合ったような気がするんです。
ゾロの心配というのは「サンジの身を案じる」というよりも「サンジの単独行動は得策ではない、不安だ」という意味があると思うんです。しかしその判断をルフィは否定します。この時、作戦や計画という物よりもルフィの器の大きさが場を支配したと思うんです。言い換えるとゾロの慎重論が「器の小ささ」を意味することにもなりかねません。
ゾロほどの男が一蹴される空気を、サンジは「俺を心配してくれてるのかい?」とちゃかす事で結果的にゾロを立てたような気がしてなりません。ええ、たとえそれが妄想でも。
ここは「心配される」という受け身的なサンジよりも、ゾロを茶化して緊迫した空気を和ますというサンジに魅力を感じます。ええ、たとえそれが妄想でも。

そしてゾロの声で喋る電伝虫がなんと可愛らしい生き物なのかと!マイメロディを越えた!


かっこよかった!
本当にヒーローでした!
ヒーローヒーローとは思ってたけど
まさかここまでヒーローだったとは!

もし、アニメを見てない人で、アニゾロを見てる人がいたなら
何らかの手段で、アニメのそげキングを見て欲しい。
そげキングが本当にヒーローだから!

詳しく言うなら犬夜叉っぽい感じでした。
勇者指令ダグオンに出てきそうな。
ライよりはエンぽい感じで。
私はリュウが好きでした。



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若竹