第260話「屋根の上の決闘!フランキーVSネロ」

〜背中が絵になる男〜




ルフィに「斬れ。邪魔。」と命令されて
さらりと「ああ」と答える爽やかゾロです。
このゾロの格好良さは“さりげない事”です。
列車を斬るなんて!と驚く周囲をよそに、
ゾロのこの簡単な表情!!まるで日常茶飯事!
まるで朝飯前!まるで購買部で
「カツサンド売り切れだから焼きそばパンでいい?」
と聞かれた時のような「ああ」という返事。
もしかして高校生パラレル始まったちゃったのかな、と思いきや、風に揺れるピアスはミュージカル。
風に揺れるは私の乙女心。(かなりうまい)


「羅生門」というタイトルの時代劇が始まりました。
一面に広がる墨絵の世界。
ゾロの一太刀がシネマティック。
そして私はドモホルンリンクル。

目の前の車両にゾロの影が広がって
ゾロの形相が鬼へと変化(へんげ)し
ゾロの気迫が周囲を包み込む瞬間も
私の視線はゾロの背中に釘付けです。
それが運命(さだめ)のゾロバカ奇譚。

このアングル最高!
肩からなめあげる角度で
ゾロの顎と鼻先が見えるアングル最高!
嵐の夜でもゾロの歯は白かった!

そして袖と本気手ぬぐいとの間から
チラリと覗くゾロの素肌は“絶対領域”でした。

絶対領域とは、女の子(主に二次元)の
ミニスカートとオーバーニーソックスの間から見える隙間の事を言うそうです。

手ぬぐいを外す瞬間です。手ぬぐいを頭に装着するシーンはこれまで何度もありました。
また、腕に手ぬぐいを結ぶシーンも2〜3度ありましたし、アニゾロでスケッチも取りました。口を使って結ぶんですよ。ゾロの口はとても器用なんですよ。

しかし、手ぬぐいを腕から外すシーンがこんなにアップで描かれたのはかなり珍しいです。なぜなら、ここでゾロがまごついてしまってはせっかくの“本気”シーンが台無しになってしまうので、ここは素早く外さなければなりません。

私はこの手ぬぐいがどのように外されるのか凝視しました。
するとどうでしょう。
まるでワンタッチ。
種も仕掛けもありまくりのようなマジックでありがちなほどけかたをしました。
あれほど何度も結び目を作ったはずのロープがワンツースリーでたちまち真っ直ぐに!といった具合でした。

※長く書いたわりには、割と無意味な文章です。

今週はギャグが冴えてると感じました。
私は池田さんのギャグセンスが好きです。
大人好みというか、さりげなくて
無駄がない感じの笑いが好きです。

「さぁ、ここ、笑う所ですよ〜」って
持ってこられると、萎えるんですけど
池田さんの演出はそれがなくて私の好みです。

今週はルフィが持ってる醤油の容器がツボでした。
今時、そんな形の醤油差し使ってる
食卓無ぇよ!と突っ込みたくなりました。



ずっと見ていても飽きないゾロの背中でした。
大空に棚引く鯉のぼりのように勇壮で
天女の羽衣のように幻想的に揺れる
ゾロの上着です。
なぜこんなに上着の動きに胸がトキメクのかというと
ゾロの上着がゾロの背中を見せたり隠したりしてるからです。

私は2枚のスケッチを取りました。
それは上の絵と下の絵とどっちが良いか選べなかったからです。

上はフタコブラクダの曲線で
下はヒトコブラクダの曲線です。

両方とも背中が見えてる部分の総面積はほぼ同じなのですが、
フタコブラクダでは体の側面が見えてゾロの背中の幅がわかるとともに、チラリズム性がより高いです。
ヒトコブラクダではゾロの背中の真ん中の筋が見えます。そしてかなり高い位置まで見えます。

選べない。私には選べない。

私はただ、ゾロの背中が好き。

そういえば、ゾロの背中の写真を撮ったことがあるなぁと思い出しました。
いちいち説明しませんけど、私のことを変態と罵ってくれて結構だ。



カ ラ ク リ 城 と メ カ 巨 兵

これから映画を見る人のためのシークレット情報!

※ナミが洗濯物をたたむシーンはカットされました。

※サンジはピンクのエプロンを着けてませんでした。

このカットされた映像がDVDに収録されればいいのに。



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若竹