274話 「答えろロビン!麦わら一味の叫び!!」

〜藻ッズヘアー〜


これこそがポジティブシンキングです。
私は学びました。彼の前に道は不要なのだと。
彼には目的地と自分以外に
“道程”という概念はないのです。
彼の辞書に“迷う”という言葉は無いのです。

「それまでの常識、捨ててから来いよ」と
キャラクターソングで歌っている通りです。
(※今、聞いているんです)
右とか左とか西とか東とかには弱いゾロですが
“上”方向はかなり得意なようです。
アラバスタでも時計台の一番高い所に
一番早く到着してました。
一番遠くまではぐれていたのに!
この奇跡!

これは龍巻の1コマです。
誰も見ていなくて良かった。
この回転は剣技というよりダンスの領域でした。
あるいは代官様に帯を解かれてくるくる回る
町娘にも見た展開でした。(回転だけに)

この舞踏会ゾロをスケッチしながら、
自分が何のためにアニゾロをやっているのか、
目的を見失いそうになりました。
アニゾロのためのスケッチを取りながら、
よく思うことは「こんな絵をスケッチするなら原作を絵を描いた方がよっぽど建設的だ」ということです。
私もそう思います。
しかし日曜日の夜はこれをやることになっているので、そんなシステムです。

くるくる回るサンジです。私が篠原ともえなら、ここで「クルクルミラクル」と叫ぶのだろうと思います。

普通、回転する時は、体を小さく丸めますが、サンジは敢えて空気抵抗の強いポーズを取りました。このポーズの由来はよくわかりませんが、子供がお風呂でもぐる練習をする時にこんなポーズになると思いました。ですから、サンジの学校でももうすぐプール開きなのかな、と夏気分が盛り上がりました。
真面目に考えた結果では、着地の時のヒーロー的かっこいいポーズのために、既にこの時から型を決めていたのかもしれません。真面目な感想もこの程度です。
死にたいと叫ぶロビンの前に、いつも通りに、コミカルに、間抜けに登場する彼らが、なんだかすごくアットホームなんです。鼻くそ船長を筆頭に、肩の力が抜けてて本当にいい感じです。


ちょっと、奥さん、藻ですよ。
藻。

これはサンジヴィジョンのゾロということで
いいのでしょうか。
そういえば、グロッキーリングの時に
ゾロが「アホ王国の王子様」とか言って
キラキラなサンジを思い浮かべてましたが
それに続く「それぞれの思いの中で浮かぶ偶像」シリーズ第2弾ではありませんこと?

とにかくこのファンキーなヘアスタイルで
無表情な彼に
男気を感じてやみません。



かっこいいゾロの姿です。
ゾロが何をしてる時かと説明すると、何もしてない時です。屋上に全員が揃って、そげキングが飛んで落ちて、
その後、“移動する”ゾロがこんなにかっこいいんです。

なんで、こんなにかっこいいのか、よく見てみると
ゾロの視線の先にはルフィなめのロビンがいるんです。
更にCP9も向こう岸に揃っています。

今まで“藻”パワー全開だったゾロが
ここで“仲間奪還・戦闘”スイッチが入ったんだと思います。

さっきまでの藻ッズヘアーとは別人です!

おでこの真ん中で絵が切れてもこんなにかっこいいのは、おでこがカッコいいからなんだと思い知るアップです。
それから首のラインも素敵です。
上から下に向かって少し絞れているようなラインが
少女漫画っぽくてナイスです。
ジャンゾロでも言ったのですが、この時のゾロは
「さぁ、戦うぞ」というやる気だけでなく、
「死にたい」というロビンの真意を見極めようという気持ちもあると思います。

ロビンの姿が見えて安心した、というような表情は無く、
渋く険しい表情なのはそのせいだと思っています。




←前へエニエスロビー編|次へ→


|若竹|