第380話 「ビンクスの酒 過去と現在(いま)とをつなぐ唄」


どこをスケッチしようか迷ったのですが、私好みの人をスケッチすることにしました。迷った時は欲望に従え、という言い伝えを守りました。
今週は「ビンクスの酒」の大合唱でした。その一言だけあれば、何の説明も要らないというような内容だったと思います。原作では何気なく歌詞を読んでいたけれど、歌を聴きながら歌詞を噛みしめると、深くて重くて、でも軽くて明るい歌で、何とも趣のある歌だと実感しました。
演奏も素晴らしかったです。

欲望に忠実スケッチ第二弾は、私好みの人+バイオリンが難しいから演奏してない所、という意味不明な箇所です。そんな悲しいシーンを明るく説明してすいません。

今週はヨーキ海賊団の全滅、船長の(海賊としての)敗北を描いた話でした。これまで勝者目線で物語が進んできたように思うのですが、海に出たからには必ず待っている『終わり』が、ビンクスの酒という歌と共に描かれることの意味について考えさせられました。

命が大切なのは当然なのですが、海賊は命を守ることよりも、自分の生き様を守ることを尊重し、潔く朽ち果て、しかし歌や志は受け継がれていくというテーマを、今週は明るく、悲しく描いていたと思います。ヨーキ船長が最も無念だったのは、自分の海賊としての人生を全うできなかったことではなく、ラブーンとの約束を果たせなかったことなんだと言います。
ヨーキ海賊団も、再び船長と出会うことを目指すのではなく、あくまでも真っ直ぐ進路を取り、ラブーンとの再会を目指して旅を続けます。これが海賊なんだと思い知らされました。
「手を振る影にもう会えないよ…」というブルックのソロが泣かせます。


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