WJ考察「第237話 上空にて」

探求心のベクトル


各キャラクターの探究心のベクトルを冒険心と知的好奇心に分けて検証してみました。
探求心といっても、それぞれの目的とするような海図・地図、料理、歴史、医術・・・といった分野は外しまして
一般的な内容としております。
まず、下のチャートをご覧下さい。


最も特徴的なのはルフィです。
ルフィの冒険心はけた外れで他の者とは、比べ者になりません。
ルフィのチャートでの位置については説明は不要だと思います。

他のメンバーの位置は私の主観によるもので、ロビンを知的好奇心・冒険心共にMAXにしました。

それでは、ルフィを除いた各クルーの「冒険心」と「知的好奇心」について考えていきたいと思います。


ロビン

このシーンでのロビンの嬉しそうな表情を見て
このレポートを書く決意に至りました。

ロビンは絶対、冒険好きだっ!

そう確信しました。
見たことも無い魚を見て、一番興味を示しているのはロビンです。そんなロビンの知的好奇心と冒険心について語っていきたいと思います。

・知的好奇心
ロビンは考古学者であり、「真の歴史/リオ・ポーネグリフ」を求める者ですから、森羅万象の情報を欲しがるのは
当然のようにも思えますが、「生きる事に意味がない」と言ってた事を考えると、やっぱり情報を求めたり、調べ者をしたり、知識を得たりするのが好きなのだなぁ、と思う訳です。
空島への情報も独力で入手しました。クリケットの航海日誌も熟読していました。
空から降ってきた頭蓋骨を調べていました。
・・・好きなんだと、思います。こういう事が。
ロビンは裏組織に潜入する事を得意としていた訳ですから、そういう環境にすんなりと身を置くために、有益な情報を提示して、渡り歩いていたのかな、とも思えます。
メリー号でもそうなのだろうか、と疑問に思った時に
ルフィの「こいつ、悪い奴じゃねぇから。」というセリフを思い出しました。
もう、それだけで十分です!船長!!

・冒険心
ここでは、未知への好奇心として、知識を得ようとするのを「知的好奇心」とし、実際に行動を起こそうとするのを「冒険心」としています。
ロビンは情報を得るだけでなく、実際に体験することにも喜びを感じているようです。
今、ルフィ達と冒険できて、本当に幸せなのではないだろうかと思うと私も幸せです。
ロビンこそ空島に行きたかったのかもしれません。(ルフィの次に/笑)
ジャヤでの単独行動ですが、メリー号のクルー達と僅かな時間を共に過ごしただけで「こいつらに任してたらアカン。」と判断したのでしょうか。
もしかしたら、知らない島にワクワクして真っ先に島に降りていたのかもしれません!

さて、冒険心の強さを計るために、236話でメリー号が空を飛んだ瞬間のそれぞれの表情を見ることにします。
ロビンはこれです。
あまり感情を外に出さない冷静な彼女ですが、空島への期待感が表れているように思います。


空島の話をするまでもなく、自らルフィに「仲間にして」とお願いする事が、何よりの冒険心の表れだと、今、気づきました。


チョッパー

・知的好奇心
チョッパーはもちろん冒険好きですし、色んな物事に興味を持って知識を得ようとします。純粋に。
知的好奇心だけを見た時に、ロビンとチョッパーを単純に比べるのは難しいのですが
チョッパーは医術以外は全くの世間知らずですので、何についても興味津々になるのは納得がいきますが、ロビンはあらゆる分野でたらふく知識を持っていながら、更に貪欲に情報を得ようとする姿勢はチョッパーを越える知的好奇心だと思いました。

・冒険心

船が空を飛んだ瞬間のチョッパーです。
興奮と驚きと感動でひたすら叫んでいます。
それまで一貫して「ひゃっほ〜う」と波に持ち上げられる船を楽観的に想像していたチョッパーが現実を知って、汗をかいています。
チョッパーの冒険心を少し少な目にしたのは「身の危険を冒してまでの冒険は望まない。」という事です。チョッパーの場合、何が危険で何が安全かが判断できない、という理由から、ナミやウソップよりも冒険心は高くなっていますが、どちらかと言えば、臆病者だと言えると思います。


ナミ

・知的好奇心
ナミはお金とお宝以外には、あまり物事に関心を持ちません。ナミの探求心は平均的な物であると言えます。
そして、チョッパーと同じく、危険を冒してまでの冒険は好みません。

・冒険心

ナミは航海士であり、他のクルーと異なるのは冒険が仕事であるという事です。風や波を読んで船の操行を指示するナミの姿には使命感が見え隠れします。もちろん、そんな使命を楽しむほどの器の彼女ですが、無茶な旅よりも安全・確実な航路を選ぼうとする点で、冒険心はやや少な目にしました。


ウソップ

・知的好奇心
ウソップは平均的で一般的な人物と言えます。
知的好奇心は、ルフィ、ゾロ、サンジを除いて、もっとも低くしました。
ウソップは新しい知識を得ることよりも、自分の中で空想・夢想したりする方が好きだからです。ウソップは限られた条件で、独自の発明でピンチを逃れる、という役割を果たしています。

・冒険心

船が飛んだ瞬間、信じられない、といった表情のウソップです。ウソップは身の安全が保証されない冒険を嫌います。むやみに知らない島に降りようとしません。空島に行くことも、最後まで賛成しませんでした。ウソップは臆病者なのです。
ですから、冒険心も最低にしました。
しかし、そんなウソップだからこそ「勇敢なる海の戦士」に憧れ、仲間のために命を張る姿に誰もが感動するのだと思うのです。


サンジ

・知的好奇心
サンジはナミさん以外には特に興味を示しません。(笑)
これは、メリー号フライングモデルをルフィが「飛べそー」と目を光らせていた時のサンジです。みんなが、船の方を見ながら何かしら感想を抱いているにも関わらず、サンジだけ興味無さそうに横を向いています。たまたまかもしれませんが、気をつけて見ていると、遠くでクールにしている事が多いように思います。
料理や食材の事以外で、興味津々に情報を得ようとしているサンジを見たことがありません。
物事に関してとても淡泊なサンジなのです。

しかし、ナミに対しては常にこのテンションです。
レディーに対する異常なテンションは、自分がホモであることを隠すためだと思えて仕方がありません。
話題は全然それてません!

「女好き」なのは、クセみたいなもので、女性に対して強い興味を持っているという訳では無さそうです。

そんな何事にも興味を抱かないサンジですが、人の話は聞きます。
「お前は何故、そう思うんだ?」というような疑問をなげかけ、耳を傾ける姿勢をよく見かけます。人の行動には目的や理由があって、それらを理解しようとしたりしますし、人の歴史や背景にも耳を傾けます。
サンジは物事には興味は無くても「人の生き方」には興味があるように思いました。



・冒険心

船が飛んだ瞬間のサンジです。船が飛んだ事や空島は二の次です。ナミです。冒険心のかけらもありません。ナミがいればいいのです。(笑)
サンジには本当に冒険心が無いと思います。
サンジの好奇心やら冒険心の低さは公式キャラブック
「RED」でもハッキリと示されています。
ウソップの危険を嫌がるのとは異なり、サンジは本当に興味が無いのです。新しく着いた島ですることは、食材の調達とナンパ。用事が無ければ船から降りようとしません。


サンジが船を降りるのは、ナミがらみです。
ドラムでは、ナミのために奔走しました。
ジャヤでも、ナミが行くなら、行きたい、と言いました。
それ以外で島を降りたのは食材調達のローグタウンくらいの物です。

ですから、買い出しも出来ない、女の子もいないリトルガーデンなんかには、これっぽっちも足を踏み入れる気は無かったのですね。そして、ゾロに軽く「食材調達」を頼んだら、いつの間にやら借り勝負。(萌)

物事には興味の無いサンジが、大切なナミさんを放置したままで、ゾロとの勝負に熱くなるのです。
サンジにとってゾロがどれほど特別な存在なのかがわかります。(萌)


ゾロ

・知的好奇心
ゾロにも知的好奇心はあるのですが、まあ低かろう、と。(笑)
何事も理屈でなくて感性や勘で判断しますので、自ら情報を得ようとはしません。
しかし、的確に情報をピンポイントで押さえているのですよ!(主張)
マシラが突然メリー号に表れて怒鳴った時の「俺のナワバリで…」という発言を覚えていて
「そんなに遠くはねぇんだろ?あのサル男がさっきの地点をナワバリっつったくらいだ。」とか仰ってます。それを受けてナミが「ええ。気候もさっきからずっと安定してるから、おそらくもうジャヤの気候海域にはいるのよ。」と仰ってます。すっごい知的な会話だと思いません?だから、ゾロって賢いんだってばっ!!

・冒険心

船が飛んだ瞬間のゾロです。楽しそうです。
「飛ぶ」感覚を純粋に楽しんでいます。
私が作った「探求心チャート」では、ゾロの冒険心はチョッパーよりも高くなっています。実はゾロは冒険大好きなんです。(笑)ルフィの無茶苦茶な提案に対して「理解してる」ような「観念してる」ような素振りを見せながらも、ゾロも内心楽しんでいるのではないでしょうか。
そんな冒険心旺盛(笑)なゾロでもロビンにかなわないのは
ロビンは全方向に冒険心が伸びているのに対し
ゾロの冒険心は特定の方向に偏っているからです。


冒険心を計る基準に「船を降りるかどうか」もあると思います。
ジャヤをとても楽しそうな町だ、とワクワクしているゾロです。
そうです。ゾロのワクワクアンテナは「危険の香り」に反応するのです。血に飢えた魔獣なのです。

そうです。ゾロはすごく冒険が好きなんです。
秘境とか!!奥地とかーーーーっ!!ワイルドにーーー!!
ですから、普通に民家が建ち並ぶ町にはあんまり興味が無いご様子。


リトルガーデンです。
「ヒマだし。」とか何とか言ってますが、内心ワクワクしています。

恐竜や猛獣をたたっ斬りたいとか思ってるのでしょう。
はたまた、フカフカ系の動物がいたら、
もたれかかって一眠りしたいと思っているでしょう。
(ずっと固い所で寝ていたので、首がだるそうです)

はたまた、ちょうど良い大きさの小動物がいたなら肩や頭に乗せたい、とか秘かに思っているのでしょう。
なんて、可愛らしい!!

今にして思えば、ガイモンさんの島にゾロが降りなかった事が本当に残念でなりません。


では、ゾロとサンジについて考えていきます。

ゾロの知的好奇心の高さが伺えます。(笑)

ゾロの知的好奇心の高さが伺えます。(笑)いや、マジで。
ゾロは空魚について色々と思いを巡らしているのですが、サンジってば
なんで空魚がこんな形をしてるか、とか本気でどうでも良いのです。

先ほど、サンジは「物」には興味が無く、「人」に興味がある。と言いましたが
ゾロは「人」には興味は無く、「動物」には興味があるようです。いや、マジで。

そして、こんなに怪しげな訪問者にも、紳士的に用件を聞くサンジなのです。それがサンジなんです。
この時点で、サンジは何の警戒もしていません。
私はこの時、ゾロはすでに刀を構えて「チャキ」ってやってると思ったのです。
それが、そうではなかったのです!!(驚)
怪しげな訪問者が「排除する」と言った瞬間に全員戦闘態勢に入った訳ですが
ゾロの構えの遅れには、「サンジに任せる」というスーパーラブがあると思うのです。
「まず、話を聞こう。」というサンジの考えを尊重しているように思うのです。
第227話参照。(笑)

この辺まで来ると、完全に私の思いこみだけで話してますが
とにかく、彼らはアラバスタ編で大きく成長したと思います。
戦闘能力が上がったり、懸賞金額が上がったりというような目に見える物ではなくて
「戦い方」が変わってきているのが、ベラミーとの一件で明らかになったように思います。

なんか、最後の結論が今までだらだらと語ってきた内容と全く関係ないように思うのは
きっと気のせいです。




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