「第279話 “海賊ルフィ VS 神・エネル”」

『だからゾロは敗けてないってば!』



先日参加したオフ会で、友人が私に「お聞きしたいことがあります。」と言ってきました。
「私はゾロが負けたとは思っていないのですが、どうもモヤモヤします。
 どうすれば良いですか。」という相談を受けましたので
ジャンゾロの276話で“勝者不在の…”に書いたような事を言いました。
すると相談者さんは「少しすっきりしました。ありがとうございます。」と
明るい笑顔で答えてくれました。

今後もゾロが倒れたり、気を失ったり、仲間を守れなかったり
することがあると思いますが、その度に相談をもちかけられても
マンツーマンでカウセリングとか出来ませんので、
ここで「剣士の戦い」についてまとめておきます。
小さな親切、大きなお世話という感じに仕上がってますので
もやもやしてる方だけお読み下さい。
もやもやしてない方が読んだら白けた気分になるかもしれません。へそ!

まず、ゾロが目指しているのは世界最強の剣士であって
出会う敵を全て戦闘不能にする事ではありません。
なんかいきなり言い訳くさくてすいません。

ルフィは立ちはだかる敵は全て倒さなければなりません。
それは「この俺を越えることよりも険しき道」と鷹の目が言う通りです。

こう書くとルフィの目標の方が単純に高いように聞こえますが
実際、そうなのだと思うのですが、ルフィとゾロでは戦闘の種類が
異なると思います。

ルフィの戦いの場合、相手を殺してしまっても、もしかしたら
ルフィの勝利になるかもしれませんが
ゾロの戦いの場合、相手を殺してしまったら
ゾロの敗北になります。
それは殺さなければ自分が倒される、という状況に陥ったからです。
これはあくまでも喩えであって、実際はルフィでも
相手を殺してしまったら負けだと思います。
ただ、勝敗の結果の出方がルフィは単純でゾロは深遠だと思うのです。

剣士との戦いは相手が倒れなくても
その力の差をみせつけるだけで、勝負が決まったりします。

例えば、急所で寸止めをくらったりすれば
たとえ体は無傷でも、それを敗北と感じる剣士がいるでしょう。

真剣勝負とは体を斬るのではなくて、志を斬るのです。

Mr.1が、ゾロとの戦いの序盤では相手を潰す事だけが目的だったのが
ゾロの剣にかける誇りに触れていくうちに、最終的にMr.1は剣士としての
志を思い出し、ゾロの「剣」に倒れました。
ゾロの方が僅かに遅く倒れただけで、体に受けた負傷の程度に
差は無いように思います。意志の勝負だったと思います。

そのような勝負をくぐりぬけていくために
ゾロは力と技とともに「心力」も鍛えなくてはいけません。

単なる破壊力のみの対決ならば、ゾロが越えられない物が
今後もたくさんあると思います。
そんな時は、その破壊力が果たしてゾロの目指す物かどうかを
考えれば、それが敗北でない事が自明だと思うのですが
いかがでしょうか。

少しでももやもやが晴れれば良いと思うのですが…。


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