「第297話 “大地讃称(だいちさんしょう)”」
「第298話 “島の歌声(ラブ・ソング)”」

『ラブソング』



正直なところ、こういう話が一番感想を書きにくいと思いました。
先週のジャンプを読んでジャンゾロのサブタイトルを
『晴れたらいいね。』にしようとすぐに決まったのですが、結局書けませんでした。
時間が無かったというのもありますが、何を書いていいかわからなかったんです。
今週もそうです。
色々考えても「感動した」とか「良かった」とか「スッキリした」とか
そんな単純な言葉しか出てきません。それは私が純粋だからなのでしょう。

それでも、今週は3連休ということもあるので、
どんなに内容が薄くなっても何か書き残そうと思いました。
いっそダラダラした感じを目指すくらいの後ろ向きスタートでオーライ。
イッツオーライ。

今週、最も私の心を揺さぶったのは「ラブソング」というタイトルなのですが、
これについては嫌がられるくらい語るつもりで、後に残しておこうかな。どしようかな。

ルフィは「雷迎」が邪魔だから壊したい、という非常に単純明快な理由で
雷雲をかき消したのですが、それが結果的には物凄い結果になりました。
なんと!空が晴れたんです!すごい事だと思いました。
そんな事なら夏コミの時のあの雲もかき消して欲しかったです。

ワイパーの大地に対する想いに身震いしました。
大地を財産の一種と定義するような空の民とは根本的に違いました。
シャンディアにとって大地とは敬愛の対象でした。
大地を独占したいと躍起になっていたのではなく、大地を慈しまない輩が
許せなかったのではないだろうか、とか、まぁ難しく考えても気の利いた結論を
導き出せる訳でも無いので、ワイパー、感動した。これに尽きます。

“最空局面”とは実にうまい表現で、物語の中心が
最も高い位置で繰り広げられている事も含め、今まさに、
空島編の核の部分に触れているんだと思います。
鐘が鳴ることがどれほど重い意味があるのか…、ワイパーの涙が意味する物は…、
モンブラン家が戦ってきた相手とは・・・様々な想いが一気に込み上げる局面を迎えています。

さて、空島編が始まってから何度と無くこんな意見を目にしました。
「空島編は子供には理解できないだろうね。」

はい。理解出来ないと思います。
ジャヤからここまでの話が頭の中で繋がらないと思います。
それでいいと思います。

私が子供の頃に手塚治虫の漫画を読んだ感覚と似ていると思います。
今、思い返せば、作品の本当の内容を全く理解していませんでした。
面白かったのかどうかもハッキリしませんが、子供のことですから
退屈だと思いながら、あんな分厚い本を読破しないと思います。面白かったんだと思います。

空島編を読んでいる子供もそうだろうと思います。
栗の頭のおっさんとヒラヒラのおっさんが喧嘩して仲直りして、離ればなれになった。
ワイパーって恐いと思ってたけど泣いた。きっとすごい事があったんだ。
エネルはなかなか倒れないな。
みんな、お祈りしてる。
みんなが鐘が鳴ればいいと思ってる。きっと、すごい鐘なんだ。
・・・・読書感想文でも書かせたらこんな感じだと思います。
ただ、子供というのは自分の気持ちを言葉で表現できないだけで
私達なんかよりも、遙かに多くのことを感じ取っていると思います。

約束を守るために必死になる姿の美しいこと。
自分に出来る事を精一杯やって、未来を繋げること。
たとえ何も出来なくても信じる気持ちを捨てないこと。

さて、これ以上語っても不毛な繰り返しになるだけですので
もっと不毛な方向へ走っていこうかと思います。

イエス。ラブソング。
島の歌声が愛の歌だって、本当に? 本当さ!
鐘の音が愛のメッセージだって。本当に? 本当さ!
尾田ちんが言うんだから、間違いありません!
チャペル!チャペル!チャペル!
流行るよね。「島の歌声」と書いて「ラブソング」っていうフレーズが流行るよね。
「本気」と書いて「マジ」と同じ意味だよね!
ちょっと、BOOMの島唄の歌詞とか調べたくなったよね!

もう私のやらかいハートが千切れそうなほどに感動してるんだから
これ以上、ノーランドの最期とか見せないでよ!尾田ちん!
ノーランドってば、いっつもそう!
弁明とか釈明とか自己弁護とか一切しなくってそれが潔いと言えば聞こえはいいけど
相手の理解を得ようとせずに、自分の信念のままに行動する様子はちょっとしたエゴイズムよね!
そんな強引なところに、カルガラも強く惹きつけられたんでしょうけど!

ノーランドが植物学者として大切にしていた事には「生命を尊重する。それゆえの研究。」
という基本があったと思うんです。
身より木を伐採したのも、「今、ある生命」を生かすためでしょ!
そんな命を尊ぶ人が、自分の命に対して、何コレ。

この時、ノーランドにとって最も大切な事は
「ジャヤに黄金郷があって、そこにカルガラ達が住んでいる」という事実のみという事ですか。そうですか。
そんなに大切ですか。あのヒラヒラのおっさんが大切ですか。
ノーランドは「私は私で気の済むだけの事はした」と言ってましたが、
自分が死ぬ直前もそうなんですか。
自分の気持ちに正直に「カルガラの存在」を主張するのですか。

はい。類い希なる正直者でした。ノーランドは。
出るのはため息ばかりだよ!もう!尾田ちんのバカ!

こんなに感動が詰まったお話ですが、これがアニメになったらきっと私は
ゾロの「…く…!!」っていう声を最大に取り上げるアニゾロをやるような気がします。
アニゾロとしては間違ってないと思います。

ところで私はカルガラの「消えた我らをどう思うかな」とか
「お前にもらった作物もよく育ったよ」とか「話したい事が山ほどあるんだ」とかいう
センチメンタルなセリフを読む時に、脳内BGMで「大きな古時計」のオルゴール音が鳴って、
センチメンタル倍増なんですが、アニメだったら、
「ネジ巻島の冒険」のオルゴールの音が似合うと思いました。間違いなく号泣。
でも、もうBGMがそれこそ氷川きよしと中村玉緒のデュエットでも泣ける。無条件で泣ける。
わぁーーーーーーん。

ノーランドォオオオオオ!!!

君が思うよりずっと僕は君が好き。


2003.11.02


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