「第312話 “GOAL(ゴール)”」

『二人で勝ち取ったゴール』



全国1000万人の微妙なファンが待ち望んだゾロとサンジの協力技が出ました。
記念すべき312話です。試験に出ます。
“空軍(アルメ・ド・レール)パワーシュート”です。あそこの大学の試験に出ます。
ルフィとの協力技の時はゴムシュートでしたが、ゾロの時は
パワーシュートです。弾丸もパワフルならキック力もパワフルなのですが
この協力技を“発動”させているのがサンジであることに感無量です。
ボールマンであるサンジがゾロを弾丸にして撃っていると思うと
ゲーム開始直後に私の思ったゲームの主導権が逆転しているのです。
力強くゾロを送り出すサンジと、素早く敵に突き進むゾロと。
ああ、こんなにも!こんなにも!タマになったり!なられたり!

タマとなったゾロです。
過去に空を飛ぶゾロは何度かありました。
羽根が生えた事もありました。(私の脳内で)
菜の葉に止まったこともありました。
菜の葉に飽いたら桜に止まったこともありました。(だから私の脳内で)
しかし、今、この現実よ、こんにちは。
ゾロは今、勝利という軌道に乗って、テイクオフ!グッドラック!

そしてタマげたことに、サンジはこの瞬間から目を閉じています。
クローズ ヒズ アイズ。(両目か片目か判別できませんが)
その後、ずっとサンジは目を閉じていると考えることだってできます。
(私の脳内は自由だから)
もちろん、サンジ自身のキックコントロールに自信があることもありますが
全てを弾丸に委ね、信頼していることの現れであるに違いないやい。
ないやいやい。あいやいやい。
目を閉じていても、観衆の声でその様子がわかります。
ああ、俺の思った通りだ。そうだ、何もかも俺の思った通りだ。

ぬるぬるマンの、一体どこの部分を攻撃すればいいのかと迷った時もありました。
パンツしかないと確信した時もありました。
いいや、やっぱりパンツだろうと断言した時もありました。
しかし、違いました。パンツと思わせるのも1つの罠だったに違いありません。
ゾロとサンジが織りなすありとあらゆる罠に翻弄されつつ
ゾロのパワフルな決定打に、胸が震えるのです。

ただ1人、勝利の瞬間に背を向けて歩き出しています。
見なくてもわかっている。ゾロが決める事を信じている。
サンジがゾロを送り出した瞬間に、サンジの戦いは終わっていました。
観衆が勝利の瞬間を認める少し前に、サンジは自分の頭のボールを
取ってしまっています。試合の終了を確信しているから。誰よりも。

長いワンピースの歴史の中で
ゾロとサンジが短い時間で協力し合うことは何度もありましたが
何話にも渡って二人が衝突し、協力し、戦ったのは2度目です。
1度目はアーロンパークでの魚人との戦いです。10巻でのことです。
今回の話がコミックスに収録されるのが33巻として
ゾロとサンジの協力バトルが見られる周期を単純に計算すると

23巻に1度・・・・

これまでの23巻の道のり。
遠かった
怖かった でも
時に 素晴らしい夜もあった 笑顔もあった
どうしようもない 風に吹かれて
生きてる今 これでもまだ 悪くはないよね
Can you celebrate?
Can you kiss me tonight?
We will love long long time
永遠ていう言葉なんて 知らなかったよね


2004.3.9


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