「第318話 “閉会”」

『ニョキ・ロビン』



松田・・・優作・・・ですよね?

「なんじゃこりゃぁああっ!!」って言いながら殉職するんですよね?

血がダラダラ流れて、倒れて、ブルブル震えながら

最後にポケットから煙草を出して、口にくわえるんですよね?

そんなラストシーンなんですよね?この青キジって人・・・。

それとも探偵物語なのかな。

さて、ゾロです。

「大丈夫だ 勝ったよ・・・・・・」

勝った“よ”

勝った“ぞ”じゃなくて、勝った“よ”ですって。

その語尾、スカイブルー。

サンシャインボーイ。

ブルースカイブルーボーイ。

そよ風ボーイ。

草原を駆けめぐるボーイ。

キラリと光って流れ落ちる汗☆ボーイ

うっかり淀みきった私の心に眩しい光をもたらして★ボーイ

ゾロの「勝ったよ」のセリフを聞いて心から安心するルフィの表情とか

そんなルフィを見守るクルーの表情とか、それぞれの思いがしんみりと伝わってきます。

なかでも、終始心配そうなナミの表情が印象的です。

「心配ばっかりかけて…!」というナミの言葉は未来の海賊王に対してではなく

普通の男の子に対する物で、何だか青春の1ページですね。キラキラしてる。

キラキラ光ってる。私には無い輝きを持ってる・・・。


売り言葉に買い言葉で、意気揚揚と応戦し

「フンドシ締めて勝負を黙って見届けろ!」とまで言ったゾロですが

「考えたらこの船出て海賊やる理由はねぇんだ俺は」とさらっと言ってます。

つまりは何も考えていなかったということですか。剣士さん。

何も考えずにただ負けず嫌いで「カチーン」となって、ここまで来たということですか。

「勝つ」こと以外、頭は真っ白だったことですか。バカ!!

しかも、サラッと言ってますが、物凄い重大宣言ですよね。

「この船出て海賊やる理由は無い」

ルフィと同じ船で、それぞれが海賊王と世界一の剣豪になるための旅であって

2人が別の船に別れる航路は無いという事です。

恥ずかしげもなく、堂々とゾロは言ってます。

こういう事をストレートに言うゾロってたまりませんよね。(←余談)

他のクルーは口には出していませんが、心の中で同様の事を思っているに違いありません。

ルフィが船長だから、海賊になった。

ルフィの船だから、一緒に旅をしている。

なんで、こんな当たり前の事がこんなに嬉しく心に染みるのでしょうか。

これが栄一郎マジックなんでしょうか。


2004.4.21


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