「第333話 “船長”」

『向こう岸へお前を見送る俺』



尾田っち 僕はもう疲れたよ
何だか とっても 眠いんだ…

ルフィが別れを告げてるように見えるんだけど
寝ぼけているからよくわからないんだ…ムニャムニャ

ああ、そうだ。確か空島から帰って来たんだったよね。
ほら、ダイヤルとかあったっけ。
どこにしまったのかな。見あたらないな。
そうか。全部ウソップが持ってるんだっけ。

おーい、ウソップ!ほら、あのダイヤル…

ああ、違うよ。結局ウソップは輪ゴムを持って帰って来たんだったね。

何だか、ハッキリ思い出せないや。

ああ、そうだ。アイスバーグさんだ。アイスバーグさんがチューチュー言ってた。
いや違う。チューチュー言ってたのはヤガラだよ。
いや違う。ヤガラはニーニー言ってた。
アイスバーグさんはこう言ってたんだ。「お前それでも船長か。」って。
その後何があったか思い出せないや。ハハハ…。



現実ではどうしようもないドロドロした世界を生きなきゃいけないんだ。
そんな薄汚れた空気を忘れたくてワンピースの世界に飛び込んだんだ。
そこはいつも底抜けに明るくて、素敵な仲間達が眩しい笑顔で私達を迎えてくれたんだ。

傷ついた仲間を置いて前へ進む強さなんて見たくないんだ。

本気でワンピースから逃げ出そうかと考えたけど
このままジャンプを読むのをやめたり、サイトで感想を書くのをやめたりして
一番悲しむのはウソップだと思ったので(とことんワンピバカの夜弥です。コンバンハ)
大人ぶって前向きな感想を書こうと善処。

本音を言うと尾田っちを2〜3発くらい殴りたい。

ウソップがルフィに決闘を申し込んだ理由は前回のジャンゾロで書いた通りだと私は信じたい。
麦わら海賊団にもっと大きく強くなって欲しいから、ウソップが抜けたんだ、と。
麦わら海賊団にもっと大きく強い船に乗って欲しいから、メリーを引き取ろうとした、と。

だから余計につらい。
これがもし、ウソップが船大工の技術に本気で興味を持って
ウォーターセブンに残りたいと言ったのなら、もう少し気持ちが楽だったんだと
思うんだけど、尾田っちは容赦が無いなぁと思った。

でも結果的にウォーターセブンという都市はウソップを成長させる
素晴らしい場所だと思う。
その内、自分で船を造るようになって奇天烈な仕掛けがたくさんあるような
ふざけた船に乗ってキャプテンウソップとしてまた海に出るような気がする。
そんな事を考えると少しワクワクするけど
麦わら海賊団にウソップがいない状況というのが想像できなくて
その寂しさが見当もつかない。直視できない。

いや、まだ別れると決まった訳じゃないし!
…まだまだ迷って欲しいけど
ゾロが「迷うな」って言ったんだ。


今からする話はあまりにも陳腐なのでこんな場で引き合いに出すのは
憚られるのですが少しだけ似たような感覚を思い当たります。

私は若竹を初めて4年以上が経ちます。
その間、サイトを通して多くの仲間と出会い、そして別れてきました。
大好きで憧れて信頼していて、楽しい時もつらい時も一緒に走って
共に笑ったり泣いたりした仲間との別れを何度か経験してきました。
一緒に進んでいた道に、ある日突然分岐点ができたような感覚でした。
どちらが正しいとか間違ってるとかでもなくて
仲が悪くなったわけじゃなくて
ただ、進む方向が変わってしまっただけなんです。

寂しいからと、そこで立ち止まってしまうほど
自分の持っている夢もヤワじゃなくて
どんどん距離が離れていく仲間に湿っぽいセリフをかける余裕もなく
「じゃ、自分はコッチなんで。」と今まで通りに走ってきました。
寂しいという当たり前の感情には背を向けて
静かに、事務的にリンクページから大好きなサイトの名前を消しました。

離れていった友人がいつか自分の事を思い出してくれた時に
「ああ、まだここで頑張ってんだな。」って思ってもらえるように
今までと変わらずに走っていこう…

そんな自分の経験を連想してしまいました。

なんちゅーか、夏レポとかやってる場合じゃないよNE★


2004.8.24


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