第340話 “闇を引く女”

『異邦人』



今週もきっと成り行きを見続けているゾロだろうと油断していたので、
ゾロが新聞を読んで状況把握しているのを見て動揺して困りました。
ゾロのインテリジェンスに打ちのめされました。
自分が記事になってる新聞を読むゾロのサスペンスにのけぞりました。
新聞を持つゾロの親指に夢が広がりました。

風に飛ばされてきた新聞が顔に貼り付いて
「おわっぷ」などとクラシカルな反応を見せるゾロが目に浮かびます。
顔から新聞を剥がすと自分たちの手配書が目に飛び込んで来たのだと思います。

フォトショップを勉強中です。
今回はフィルターの「テクスチャライザ」と
変形の「遠近法」を使いました!
すごく楽しかったです!

市民のセリフで興味深かったのがコレです。
「見かけてたらすぐ新聞社かガレーラに通報してる」
ここには警察の役割を果たす海軍がいないのです。
新聞社の情報力とガレーラの力業がこの街を守っているのだな、と感じました。
窃盗や暴力は珍しくなくても
「暗殺」、しかもアイスバーグさんの暗殺未遂とあっては
市民の動揺や憤りも頷けますね。

そしてロビンちゃんです。

どっからどう見てもノーブラだと思います。

フォトショップを勉強中です。
「焼き込みツール」で革のテカリを表現しました。
髪の艶がまだうまくできません。

「今まで良くしてくれてありがとう」というセリフが涙で滲みます。
胸に込み上げる切なさをうまく言葉にできないのだけれど
この時に見せたロビンの笑顔は本物だと思うのです。
これがロビンの最後の“感情”なのだと思います。

サンジが「どうしたってんだ!」と少しでもロビンを理解しようと
訴えるのに対し、チョッパーが「一緒に帰ろう!!」と
論理性のカケラもないセリフを叫んでいるのが、切ないです。
私も読者として、チョッパーのようなセリフしかロビンに投げかけられません。

ロビンは「昨夜、市長の屋敷に侵入したのは確かに私」と言ってます。
アイスバーグさんの証言はこうです。
「部屋に侵入してきた犯人は2人で1人は仮面をかぶった大男、
もう1人は黒髪で長身の女、おそらくはニコ・ロビン」

これだけでは実際に襲撃したのが誰なのか特定できません。
1回目の襲撃で、アイスバーグさんを撃って
部屋を荒らして、侵入を目撃されて、仮面を落とす。
この行動をCP9が「上出来」と言ってましたがその謎が今週明らかになりました。

この襲撃は麦わらの一味に罪を着せるためのオトリの犯罪だったのですね。
ロビンと誰かが2人で行動している所を目撃されれば
ロビンの単独行動ではない、つまり麦わらの一味の犯罪であると
結びつけることができます。
ロビンは実行していなくても“同行”することに意味があったのですね。
市民の反応はあの通りですから、なるほど「上出来」です。

2回目のCP9の襲撃で本来の目的が果たされると思うのですが
いよいよアイスバーグさんの命が本格的に狙われそうで心配です。

CP9の計画はきっとこうだと思うんです。
1回目の襲撃で犯人を麦わらの一味だと市民の目を欺く。
麦わらの一味はきっと逃げ出す。
CP9が闇で実行を起こす。
罪はそのまま麦わらの一味に着せられたまま、CP9は
目的の物を得て、島から出る。

ただ、CP9の計算外の事も起こっています。
それはルフィとアイスバーグさんが会って直接話をした事と
アクアラグナです。

ルフィがアイスバーグさんに「ロビンの行方を知らない」と
言った事は、CP9にとって、かなり都合の悪い事実だと思います。

もしこのままルフィ達が島から逃げ出してしまえば
CP9の思う壺になるところでしょうが
ルフィはロビンを信じています。
ルフィは逃げません。
世界中を敵に回しても、ロビンを迎えに行くと思います。

そしてその決断を確認するのがゾロの役割でした。

フォトショップを勉強中です。
いい加減時間が無いので白黒です。
でも背景に模様をつけるのがとても楽しかったです。
この絵の中で最も大事な部分は
ゾロの髪が風になびいている所です。
風が強い事を感じされる臨場感溢れる絵です。

ゾロの口から“仲間”というセリフが出ました。
ゾロの言ってる事はとても正しくて、厳しい物です。
誰もが心の中に持っていた気持ちだと思います。
そしてルフィの答は聞かなくてもわかっているんです。

それでもゾロがこんな風にキッパリと言ってくれる事で
決断が出来るんです。迷いが無くなるんです。
自分たちが仲間を信じなくて、どうやってロビンの疑惑を
晴らすことが出来るでしょうか。

ゾロは突き放したような言い方をしてますが
きっと心の底から仲間だと思いたいんだと思います。
そんなゾロだから腹巻をシャキッと着こなせるのだと思います。


2004.10.13


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