第341話 “悪魔”

『アサシン』



【普通の感想】

寂しいとか悲しいとか不安とかもどかしいとか
これまで色んな気持ちを抱いてきたけど
今週のウソップは痛かったです。

マクシムに乗って月に向かったエネルを見ているような気持ちになりました。
今のウソップが守ろうとしているのは“思い出”であって
未来や現実からは逃げているように思います。
こんな意地を張ることが勇敢なる海の戦士の誇りだとは思えません。
私がルフィだったらやっぱりウソップを殴ると思います。
私がサンジでもウソップを殴ると思います。
ウソップは自分のケガや空腹を差し置いてメリーを修理しようとしています。
メリーを高潮から守った結果、ウソップが倒れてしまうような事を
サンジは許さないと思います。
船を大切にするということは、そんな事じゃないと思います。

もしこれがゾロが和道一文字を、
ルフィが麦わら帽子を失うと考えてみた時
この2人だったら、そこに立ち止まらずに前に進むんじゃないかと思うんです。

とにかくウソップには目を覚まして欲しいと思います。

フランキーのバカがアイスバーグ寝室に向かいそうでハラハラします。

今週のジャンゾロのサブタイトル『アサシン』とは暗殺者という意味ですが
そういう内容のジャンゾロではありません。


【ゾロ語り】

ゾロおみくじ クリックしてね!

とにかく今週のゾロは理知的で格好良かったんですが
それを満足に語れません。
語っても語ってもゾロに追いつけないから。ゾロが遠すぎるから。私が儚いから。

だから私はゾロの1点に集中して掘り下げて行こうと思います。

題して『風を読め!ゾロのアクア・ラグナ』

あんなに短いゾロの髪が、あんなに強く流れている!

私には見えた!

その暴風域が!

何人かの人は私を軽蔑するかもしれない。
でも、私の心の中に起こった嵐を誰も止めることは出来なかった。
暴風域の中心を更に詳細に観測していこうと思います。何故なら私が儚いから。

後頭部から吹く風によってゾロの短い髪は
ゾロを中心として放射線状に外に向かって流れています。
ある束は力強く。ある束は柔らかい曲線を描きながら。
その表情は多様で強風の威力を物語っています。

そして、模写した者だけが知ることが出来るゾロの素晴らしい髪の世界へ私は到達した。

前髪の一部がおでこに貼りついていた。(プロジェクトXのナレーション風に)
濡れてもすぐに跳ねていたゾロの髪は少し乾燥しているのかな、と
ヴィダルサスーンも気にしていましたが、そんな元気いっぱいの育ち盛り的な
ゾロの髪がペターンとおでこに貼りついています。その愛らしさ!
カトチャンペのちょび髭のようなコミカルさと幼さと素朴さと清々しさと風の強さと。

横の髪が風に揺れる様子はザワザワした感触で、まるでもみの木だ。
どちらかと言えばアルムのもみの木だ。
口笛が何故遠くまで聞こえるのか、教えてくれるかもしれない。
そんなゾロの横髪を見ていたら、私はクリスマスになった。
正確には、ゾロがクリスマスを持ってきた。
サンタクロースがゾロだったんだ。
でも私はあの夜、すっかり眠ってしまっていたから気づかなかったんだ。
その事実に。


事実など、どこにも無かった。今週のジャンゾロに。


2004.10.21


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