第367話 “そげキング”

『どこの誰かは知らないけれど、誰もがみんな知っている
そして待っていた!』


嬉しい!楽しい!大好き!

私、ワンピースが好きだぞ!
全員そうさ!

ここにいる全員がそうさ!

「そげの意味がわかりません。」というメールが来ました。
本気で“そげ”が何かわからない人もいるみたいでしたが
その方も、ここ数日、ワンピサイトを回ってさすがに気付いたと思います。
“そげ”じゃなくて“そげき”ですよ。

そげキングは狙撃王なんですよ。
海賊王と狙撃王なんですよ。

不安にさせたかよ。
俺が世界一の狙撃王にくらいならねぇとお前が困るんだよな!

いや、違う。不安にさせまくりだった。やきもきさせた。
いや、違う。あの人、知らない。あの仮面から鼻が出てる人、知らない!
見たこと無い!やぁ!初めまして!そげキング!

とにかく、海賊王の船に乗る狙撃手は狙撃王くらいじゃないとね!
とにかく、夕日が赤かったらバカヤローって叫べばいいと思う。

ゾロとルフィの合体技が出ました。

強い!
…というシンプルな感想で頭が一杯になるのですが
細かく見れば見るほど感動ポイントがあると思うけど、
私に出来るかしら。だって、2人とも掛け値なしに強いんだもん。

打ち合わせも無ければ合図も無いし、確認も無い。
朝が来たら起きる、夜が来れば寝る、という当たり前の事のように
2人が同時に立ち上がって2人で同時に大砲を出しました。
ルフィはゾロの「108煩悩鳳」を知ってるらしく
「お前、108出すだろ。俺もそのくらいのを出すだろ。だから2倍だろ。
 だから、108の2倍の技になるだろ。」という流れを
「108を2つでいくつだ」だけで通じててビックリ!
いつもゾロとルフィの言葉を超越した意志の疎通は読者おいてけぼり。

そしてキャノン。
(ここでゾロマニアメモ:300煩悩キャノンの時は黒てぬぐい無し。)

ゾロとルフィという破壊力MAXコンビの合体技を勉強する前に
過去の合体技をふりかえって、その特徴を復習しましょう。
だから私はコミックスを人に貸せないのだ。

会社の人に「グランドラインに入るまではワンピース読んでたんだけど
最近のワンピース、どう?」と聞かれて
「確かに空島編は複雑でしたからねー。でも
 ウォーターセブン編は絶対に読んで欲しいですね。
 初期のワンピファンにも!でも、私、コミックス貸しませんよ!」(キッ!)
となって、少し退かれました。

話はもどって、過去の合体技ってこんな感じでしたっけ。

★必殺ウソッチョハンマー彗星
★空軍(アルメドレール)ゴムシュート
★空軍(アルメドレール)パワーシュート

ウソップがチョッパーを弾にしてパチンコで飛ばす技と
サンジがルフィやゾロを弾にしてキックする技です。

しかし今回はちょっと違います。
ゾロの技とルフィの技が完全に1つになってます。
ゾロの108煩悩鳳はオーム戦で遺跡の壁とオームの鉄雲を打ち砕きました。
ルフィのゴムゴムの攻城砲はフランキーハウスを襲撃した時に
“戦艦の砲撃も通じねぇ巨大鋼鉄アーマー”を貫きました。

ルフィとゾロの『ゴムゴムの300ポンドキャノン』は
戦艦の砲撃を越える威力でアクアラグナを貫きました。

・・・・コラコラ、そこ!
じゃあ、狙撃手いらないじゃん、とか言うな!
それ、絶対、尾田っちに聞こえるとこで言うな!
夜弥との約束、夜弥きりげんまんだ!

私の話を最後まで聞いて欲しい。

これまでに色んなバトルがあって、そのほとんどが個人戦でした。
総力戦だと感じたのはエネル戦で
全員でじわりじわりとエネルを攻めたと思います。

しかし今回は更に輪をかけたチーム戦になるようです。
麦わらチームとフランキー一家チームとガレーラチームが
同志となってそれぞれが持つ力を発揮します。
ゾロが「おい真正面に打ち続けろ」と言う通り
全ての砲撃が合わさったからこそ、アクアラグナを越えることができたのです。
援護があっての成功である、という事を学ばなくてはいけません。
仲間が揃ってこその決定打、という訳だね!

そして私はこの団体戦にバロックワークスも混ざるんじゃないかと
ひそかに期待しています。
ミスGW達が向かってる先がインペルダウンかもしれないからです。
どうやら彼女達も嵐に巻き込れているようです。
空路なのでアクアラグナの影響は少なそうです。

ただ、ちょっと気になる事があるのですが
もし、インペルダウンで“バロックワークス大暴れ”なんていう
楽しい展開になった時
フランキーとボンクレーが同じ声なんですよねー。

チョッパーが可愛いです。
電伝虫でルフィとサンジが話してる時のチョッパーが
ずっと微笑みがちなのが可愛いです。
『ドキッ!男だらけのアクアラグナ砲撃大会』にチョッパーは参加せずに
車両内に残ってました。
この時、車両内でバーちゃんと女と子供とペットが
男衆を応援してるのも見てみたかったです。
チョッパーが唯一の男だと思うのですが
チョッパーは内勤向けなのだと納得しました。

海列車に乗って真っ先に石炭をくべたチョッパーですが
そういえばウソップやサンジのお手伝いを最もしてると思いました。
チョッパーにしてみれば「手伝ってる」というよりは
「サンジ、すげー。」「ウソップ、すげー。」という感動で
彼らの職人技を間近で見たいという知的好奇心からくる行動なのだろうと思います。
だから海列車を動かすために“働く”という意識よりも
“こうやって海列車が動くんだ!すげー!”という気持ちもあっただろうなと思った先々週。
“すごいよ!海列車は蒸気が動力源になってるんだ!ウソップ!”って思って
その気持ちを飲み込んだだろうな、と思った先々週。

へてから電伝虫の会話です。
今回のジャンゾロを終えるまでに電伝虫が一発変換されるといい。

私はこの場面でゾロとサンジの会話よりも
ルフィの眩しさと、ウソップが無言で電伝虫のやりとりを聞いてるのに心奪われてました。
みんながルフィに惹きつけられる理由とか
この時のウソップの心情はいかばかりか、とか
そんなんに胸が熱くなったので、ルフィが電伝虫を持っているのに
横から「おいコック聞こえるか!」って叫ぶゾロとか気にならないくらいだった。

メリー号がもう走らないと知って
メリー号のための、或いは新しい船のためのお金が盗まれて
ウソップが一味から抜けると言って
ロビンが「今までありがとう」と言って姿を消して
今までの間、麦わらの一味は重い何かを抱えて走ってきたけれど
重い物を抱えて走ってきたのは読者だって一緒だ!!

今、それがぶつかって弾けて希望に向かって進む時だと強く感じたから
一人一人の視点になって今の状況を考えたい。
なぜなら私は癒し系管理人だからぁああああ!(アンケートでは4人がそう認めました)

まずルフィ。
ルフィの「いいぞ。暴れても。」というセリフを読んで初めて
ルフィが暴れたかったんだと気付きました。
そりゃそうだ!
ロビンをそこまで追いつめた物が何なのかと考えたって仕方ない!
ロビン、このやろー!
俺達が政府の攻撃に負けるとでも思ってんのか!バカヤロー!
嘘なんかつきやがって!こっちは命かけて海賊やってんだ!
俺がお前を仲間にすると決めたんだ!
絶対に助けに行くからな!!

って、怒りにも似た気持ちで、気がついたら自分の体を挟んでた建物を
バラバラに砕いてたんだろうと思う。

ロビンが自分たちを嫌いになったんじゃないかとずっと心配していたチョッパー。
最後にロビンと一緒にいたのが自分だったので
自分に責任があるんじゃないかと不安だったチョッパー。
チョッパーはロビンの本当の気持ちを知って、自分の気持ちの方向が180°変わりました。
ロビンの決意の先に待っている物、とか
依然としてロビンや自分たちが逆境にいることなどには考えも及んでません。
ロビンを追っていいんだ!
ロビンを助けるために走っていいんだ!
自分の思った通りに、自分の感じた通りに動いていいという事は
チョッパーにとって大きな指針になることでしょう。
医者として、傷ついたウソップを助けることを
サンジに制止されたり
「俺とお前はもう仲間じゃねぇんだから船に帰れ」と
ウソップに追い返されたりするような状況はさぞ耐え難かったろうと思うのです。

ナミの感情のたかぶりは他のクルーよりも早く訪れています。
アイスバーグさんから話を聞いた時です。
ロビンやCP9の事を最もよく把握しています。

一度捨てた命も!
失った心も途絶えた夢もみんな掬い上げてくれる
こんな私を信じてるれる仲間ができた…
私を除く“麦わらの一味” の6人が無事にこの島を出航すること
…それが私の願い

暴れスイッチが入った時のナミは、1人でした。
たった1人でこの大きな事実を受け止めました。
でもルフィと合流して、涙を流して、仲間が集結して
ロケットマンでロビンを追う今、冷静に的確に
航海士として麦わらチームとフランキー一家とガレーラを
希望の場所まで導いてくれると思います!
この“船”の航海士はナミさんです!

そして、ゾロなんですが。
それでもゾロはやっぱり感情が外に溢れ出たりしないんですよね。
その場その場で、どう動くのが最善か、と判断しながら動くんですよね。
そしてチーム全体に関わる事は船長命令に従うんですよね。
そんなゾロでも戸惑ったり気持ちが不安定になる事があります。
今、パッと思い出すのはアラバスタ編でクロコダイル戦のためにルフィを1人残した時。
あそこで“腹を括る”経験を得たゾロは
青キジとルフィの一騎打ちの時に冷静でいられたように思います。

クロコダイル戦の時もそうでしたが、なんとなく
サンジがゾロの不安定な感情のはけ口になっていたと思います。

ウソップが一味をやめる、と言って決闘の約束をして出ていった時
ゾロとサンジは無益な口論でやりきれない時間を過ごしていました。

「何でその時お前の手で全員再起不能にしとかなかったんだ!
 そしたらウソップが襲われて負い目を感じることもなかったろ!!」
「だったらお前が買い物なんか行かずにあいつらと戦りあえばよかったじゃねぇか!」
「俺はコックとして必要な食料を!!」

ゾロには暴れスイッチというのがなくて
仲間のために我を失うというのとはちょっと違って
空島でチョッパーがオームにやられたのを見て
「そういう戦いの動機はあまり好きじゃねぇ」と言ってます。
(※でも少し燃えるそうです)

そんなこんなで(←うまくまとまってない時に使う接続詞)
逃げ場の無い敵陣にサンジが単身で乗り込むのは
どう考えても下手なやり方なので、ゾロはゾロらしくサンジを止めようとします。
サンジだってブルーステーションでロビンを見かけた時は
当然ルフィ達の行動などを気にかけながら隠密として行動してました。

でもロビンちゃんの真意を知ってサンジにも暴れスイッチが入りました。

まさか、ゾロの制止をふりきって
サンジが暴れるシーンがやって来るとは!
つまり、こういうことでしょ!

「バカじゃねぇのか。お前真っ先に死ぬタイプだな。」
「当たってるけどな。バカは余計だ。
 守るべき仲間と一緒に航海を始めた時から命なんてとうに捨ててる。
 ロビンちゃんの気持ちを聞かされちゃあ、たとえ船長命令でも
 止まる気はねぇんで!
 この俺をバカと呼んでいいのは、それを決めた俺だけだ」
「けっ、バカバカしい。」

そういう訳ですよ。奥さん。
世界一の剣豪を目の当たりにして、命を投げ出して戦いを挑もうとするゾロも
仲間のために無茶を承知で暴れ出すサンジも
誰も止められないって事ですよね。奥さん。
サンジの熱い衝動と、全てを受け入れるルフィの求心力を前に
スッと身を退くのがゾロのポジションなのだと夜弥、納得。

そしてサンジです。

ロビンちゃんの気持ちを知ったサンジは暴れスイッチが入って
電伝虫を破壊してしまったようです。
全てを知って、改めてウソップと向き合うサンジです。

サンジはウソップに「ルフィとお前が大喧嘩した事も」と言ってます。
そうなんだよ!大喧嘩なんだよ!
家出をしたって家族なんだよ!
だからサンジは「一味を抜ける」なんて言葉は使わないし
ウソップに対しても「離ればなれごっこ」的に接したいんだよ!
サンジも意地っ張りなところがあって
オールブルーを目指して旅したいと100%思っていても
足を踏み出せないでいたんだよ!
それでバラティエのみんなに下手な芝居をさせてまで
サンジは同じ場所に留まろうとしてたんだよ!
ウソップの気持ちを理解できるに決まってんだ!

さぁ、ウソップだ!

メリーが走らないのも知ってた。
でもメリーと離れたくなかった。
仲間のことが大好きだ。
でも、仲間と一緒にいて不安な気持ちも大きくなった。
だから、仲間から外れた。
…俺の夢は誇り高き海の戦士になること。

ウソップはただ逃げてたんだ。
その事を自覚はしてたけど、簡単に割り切れるもんじゃないんだ。
男ってやつは不器用だわいなー。
バカだわいなー!!
泣いてねーわいな!誰1人泣いてねーわいな!

そんな不器用クンが、ロビンの行動を知りました。
ロビンが一味を離れた理由を知りました。
20年間、考古学者として築いてきた物と自分のこれからの人生と
仲間と過ごす楽しい時間をあっさり捨てた決断を知りました。

麦わらの一味から抜けるロビンの理由を
自分と比べただろうと思います。
自分の事を情けないとも思っただろうと思います。

ただ、今のウソップに沸き上がる感情といえば
「麦わらの一味と共に、ロビンを助けたい」
これだけだ!理由なんかいらない!

(麦わらチーム+フランキー一家+ガレーラ)+(フランキー+そげキング)!!

大きな戦力が今、加わった!
そげキングがどのくらい大きな戦力になるか説明しようか。

それを説明するにはナミのこのセリフがピッタリだ。
「迷えば誰でも弱くなるもの
 助けていいんだとわかった時のあいつらの強さに限度なんてないんだからっ!!」

アーロンパークで助けてもらったナミが言うんですから確かです!

そげキングの強さは、そげキング自身の戦闘力ももちろん頼りになりますが
そげキングが加わることで、麦わらチーム全体の志気が上がって戦闘力も増大するんです!


いけいけ!そげキング!
いけいけ!W7編成チーム!!


2005.5.28



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