第430話 “降り注ぐ追想の淡雪”

『ありがとう、メリー。一緒に旅が出来て幸せだった!!!!』

さて、メリーです。
今回はストーリーの中で泣いたというよりは
現実に、読者がメリーと別れる事に泣きました。
感情移入して、というのではなくて自分の事として泣いたように思います。
原作を読んで泣いたし、人の感想を読んでいても涙が出ました。
実際「これを書きながらまた泣いてます。」と書いてる感想をいくつも見ました。

私も「ウェッ」とか「ウィー」とか酔っ払いみたいな声が漏れるくらいに
泣いたのですが、寂しいとか悲しいのはもちろんだけど
溢れ出る熱い気持ちのほとんどが「メリーが好きだ」という物でした。

ねぇ、どうして、涙が出ちゃうんだろう、というくらいメリーが好きです。

メリーの姿がなくなることがとても苦しいのですが、同時に
この別れの儀式を前向きに受け止めることができました。。

ガレーラの船大工から「メリーはもう走らない」と宣告された時
新しいい船に乗り換えることを考えました。
それはとても寂しい事だったので、出来ればあまり考えたくありませんでした。
実際、ウォータセブンに着いてからは、めまぐるしく事件が起きて
目の前の出来事を消化するのに精一杯でした。

おかげで、といっては何ですがメリーの事を考えることはほとんどなくなっていました。
このままメリーの問題に直視しないで、うやむやにして
「きっとメリーはどこかで、ルフィ達の冒険を見守ってくれてるよ!」と言い聞かせて
新しい冒険に夢中になっていくという選択肢もあっただろうと思います。

その方が傷つかずに済むと思います。

しかし、そんな中途半端なことはせず、「メリー」という形を
ルフィの手で完全に消し去ってしまいました。
そしてたまらない気持ちになって、ただひたすら涙がこぼれました。

いわゆるメリーのお葬式なのですが、お葬式というのは
精一杯、死者の事を想って、別れを直視する儀式なのだと実感しました。
別れに直面することで、奥のほうからも感情が込み上げます。
ダイレクトに痛みを感じる儀式ではありますが
「こんなにもメリーのことが好きだった」と実感できて、嬉しい気持ちにもなれました。
思いっきり泣いてスッキリした、というか。

最後にメリーの声を聞けて、本当に、何ていうか、何だろう、この気持ち。

さて、メリーという形は完全に消滅してしまいました。
しかし、既にメリーは単なる船ではなくて、ルフィ達の冒険の象徴でもあったと思います。

これからも思い出として残るだけではなく、常にルフィたちの冒険と共にあると思います。
アラバスタで別れたビビが今でも麦わら海賊団の仲間であるように
メリーも仲間であることは変わりません。

ありがとう、メリー!みんながメリーを愛しているよー!!!

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本当はもっとねちっこく語りたいですし
まだまだアイスバーグさんについても語りたいのですが
とりあえず最低限メリーについてコメントしておかないと
先に進まないので、この感想を書きました。

まだまだ続ける気マンマンなのですが、私の体力の関係で
どうなるかわからないので、語れなかった時のためのメモ。

・メリーの事が原因で、ルフィとウソップが衝突した一部始終をロビンは知らない。
・エニエスロビーを陥落したことで、懸賞金額が上がると予想されるが
 サンジはどっかいってたので、今回も見送り。
・ウソップの仮面がロビンの手配書(大人)に映りこんでるのでは?


2006.10.19


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